のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

もう少し待ってね

訪れる人もまばらな、年明けの私市植物園 カサコソとシロハラが葉っぱをめくる音や、ジジ!とヤブの中を動き回るホオジロの声が森に響く。 空を見上げると、オオタカがスー気持ちよさそうに空を待っていた。枝に朴の枯実が、引っかかっていた。 オニグルミは…

強い風が吹いたあと

冬の強い風が吹いている 毎年お正月には、くろんどから尾根筋を通って獅子窟寺にお参りする。 昨年の台風以降訪れていなかった、くろんどの尾根筋木々は根本から横倒しになっていた。 このあたりの地質は真砂土で、痩せた尾根筋はやはり大木が育つには厳しい…

枯野色

道端の草は枯れ草色に染まっていた。 覗き込むとぱっと線香花火のように弾けて飛んだ。 霜が降り、寒風にさらされ、少しづつ渋色に変化していく。初々しい若葉の色も良いけれど、悟りを開いたような枯れ草色も素敵です。 空から降ってきた新たな命を受け止め…

帰り道

元日早々急ぐ旅でもないし、穏やかな、瀬戸内の島々を眺めながら、娘と二人ドライブもいいか。 ■安芸の小京都竹原の街は、平安時代に京都の下鴨神社の荘園となり、今なおその風情を残す町並みです。久しぶりだな。 流石に元旦のため、環境客も皆無(空いてい…

2019年帰省のこと

帰省ラッシュを避け、今回は娘と二人で帰省した。昔は1日がかりの移動だったけれど、今は乗るも、降りるも5分程で高速に乗れるようになり、4時間もかからずに往来することが出来るようになった。 幸い、両親共に健在のため、盆正月ぐらいしか顔を見せてい…

植物図鑑

◆図鑑 小さなころから図鑑が好きで、ぼろぼろになるまで眺めていた記憶があります。 じっと見ていると、図鑑の中の動物や植物が目の前に出てくるような気がした。 勉強机の目の前に、メダカの水槽をおいて、じーっと眺めていたり 理科の教科書の絵を一生懸命…

楽しい時間

ひっそりと人気がなくなった、冬枯れた植物園を歩く。 私市植物園は、森の植物園冬の間は、近くの野山と同じように、ほとんど花は見られません。 確かに花は綺麗で目立つけれど、花の時期だけが植物の姿ではないと思います。 新緑、深緑、紅葉、そして冬枯れ…

木の葉落ちて

年の瀬も迫り、おひさまが恋しい季節になりました。 この季節、木々は葉を落とし、素の体を見せてくれる。 槐(えんじゅ)の樹形は、いつ見ても迫力がある。古代の中国で神の木として大切にされてきたのもわかる気がします。 冬に向かう小鳥たちの大切な食料…

旅とカメラのこと

小さな頃、父の兄のお下がりの一眼レフを頂いた。 そのカメラもNIKONのカメラだった。 一人で稼ぐ様になり、初めてのボーナスで手に入れたバイクに乗って全国を旅する様になり、しばらくして買ったカメラもまたNIKONのカメラだった。 カメラが心があったなら…

枯れ葉の森で

いつも静かな私市植物園に人があふれる季節がやってきた。(いや、少し多いだけかな。。。) 今年次々にやってきた台風の影響で、私市植物園の木々たちは大きな被害を受けた。 植物園開園時からすくすくと育ってきた、樹齢60-70年の大木があちこちで倒…

優曇華(うどんげ)の花

なんだろう。 ふと枯れ草に目をやると、白い胞子のようなものがニョキニョキと生えている。 なんだろう。 調べてみると、クサカゲロウのたまご卵で「うどんげ」の花と呼ばれているとのこと。 ■優曇華の花 三千年に一度、立派な王が誕生する前兆と言われがあ…

牧野植物園「植物の魅力」

植物の魅力に取り憑かれたというより。 草木の精だと心の底から思っておられた牧野先生 植物を見ていると、ただそれだけで心が落ち着いてくる。心地よい。不思議なものです ■ツワブキ 見れば見るほど魅力的な細やかな秋の草花良い季節に訪れました。 ■オオク…

牧野植物園「出会い」

5年前ブログを通じてつながった河童さんたちにお願いして案内していただいた牧野植物園 以前から一度、お会いしてみたかった方をお誘いしはじめての場所に訪れた。 私の四国への門はここから始まりました。 家の近くの私市植物園に足繁く通うようになったの…

瓶ヶ森「思い出の場所」

広いなー山上に広がる、広大な平地西条氷見のように広いことから、氷見二千石原(ひみにせんごくばら)と名付けられたと聞く。ほんとうに不思議な場所だな。 さあ、下の小山で降りてご飯にしようか。ですね。今日もとっておきのご馳走が待ってるよ(^o^)ウラ…

瓶ヶ森「空に近づくとき」

女山の山頂は笹原だった。どこまでも、どこまでも続く天空の道なにもかも忘れて、一歩一歩足をだして歩いていく。 若い頃は、丸山から笹ヶ峰をへてここを通ってさらに石鎚へと3-4日かけて縦走したなと、tochikoさんがつぶやいた。 素敵な思い出があふれる…

瓶ヶ森「変化」

石鎚山が顔だしたよ。後ろを振り向くと雲と戯れるひときわ高い山塊が目に飛び込んできた。あれが石鎚山ですか。遠く、雲のなかからだんだんとその雄大な姿を表していく。 いつかあそこにも行きたいな。雪が降ったら行ってみますか。 反対側の東に目を向ける…

瓶ヶ森「空の上」

週初めの仕事に引っ掛けて、再訪した四国の山はもえていた。どこ行きますか?瓶ヶ森(かめがもり)はどうですか? はい。まだ訪れたことないです。ぜひにお願いします。何度も訪ねた四国ですが、東側半分が主に歩き。西側の石鎚山系にはまだ殆ど歩いたことが…

小さは畑の片隅で

ちょうどこの田圃の真ん中あたりに、30坪の畑を借りて野菜を作り始めて今年で10年近くなります。あまり手入れもしないけれど、ちょっとした土いじりが息抜きになる。 草を集めて堆肥として積み上げていたところに、ほっておいた小芋がとても大きく育ちま…

いねかり

「米」という漢字は「八十八」という文字から作られたと言われる。早春の田起こし。谷から水を引き、田植えをする。炎天下の草取りや、畦の草刈り。水の調整などなど、お米ができるまでには88回もの手間がかかると言われている。 今年も、都会の片隅、天田神…

夜の森

日落ちるのがどんどんと早くなる。つるべ落としの夕暮れをとくに感じるのは、刻一刻と暗いなる山道を歩くとき。 涼しくなったし、夕暮れを楽しみに裏山を歩いた。日が暮れると、五感が鋭くなる。少しの音に敏感になる。 久しぶりにオイルランタンを持ち出し…

ゆるゆる遊山「またくるね」

ヌル谷の今は、飢えた鹿によって草はほとんど育っていません。私が初めてこの場所を訪れて6年、見た目には、まだこの景色は変わりません。 でも、たぶん少しづつ変わってきているのだと思います。 ゆっくりと朝ごはんを食べ、のんびりと付近を散歩した。気…

ゆるゆる遊山「目」

目がいっぱい 2×5=10の目で見るといろんな発見がある。 いろんな視点がある。 何かにとらわれた時、一人の目だと目線を変えることができない。 隣にだれかいると、ふとした時にそんな見方もあるんだと、はっとすることがある。 一人の山歩きも好きだけ…

ゆるゆる遊山「羽のばす」

今回の遊山の目的は、ヌル谷のナロで羽を伸ばすこと。お帰り。森がささやいた。 さっそく、和弘さんと、山猫さんが心温まるお昼の支度に取り掛かる。本当にお二人さんの手際の良さにはいつも脱帽です。森の木の子に合うように考えてきたんですって。こんな風…

ゆるゆる遊山「森とキノコ」

季節の変わり目はキノコの季節秋雨前線が上がったり下がったり、しとしとと降る雨がキノコたちを喜ばせる。 ■ヌメリツバタケモドキ これ覚えておくといいよ。広葉樹などの新し目の枯れ枝につくという。 お昼の鍋にちょっと失敬しましょうか。でも、全部は取…

ゆるゆる遊山「みず」

みず 雲が集まり一粒の水滴となる。当たり前のこととして、普段過ごしている現象自然の中に飛び込むと、肌で感じることができる。 大気とまじりあえる水分の量は限られており温度が低いほど、まじりあえる量は少なくなる。ヌル谷へと向かう、かつて桜で満開…

ゆるゆる遊山「ただそれだけ」

四国の妖怪「河童さん」とご縁を結び「遊山」という過ごし方を知ったお気に入りの場所を見つけて、ゆるりと過ごす過ごし方は自由 自由にしていいよ好きな時間を過ごしていいよあなたなら何をするでしょう自由は自ら決めること自由ほど、難しいものはない自由…

いないいないばあ

ぴょん私の足音に驚いたのか。草むらの中になにかが逃げ込む。なんだろ。覗いてみると、ぴょこんとカエルくんがこちらを見ていた。 小さなキノコちょうどカエルくんの傘みたい。色もお揃いだね。 風が変わり、少しづつ秋の野草に移り変わり始めています。あ…

狩り「大漁」

フワフワと沢の上を舞っていたカゲロウ あ!あぶない。 透明な蜘蛛の巣につかまってしまった。 もがけばもがくほど、からみつく。 夏の終わり、森の中は蜘蛛の巣でいっぱいです。 あっちにも、こっちにも。 この木は特等席なのかな。 食うか食われるか。 命…

虫こぶ

山道をあるいていると、ふわりと風が吹き、葉の裏にキラリとなにかが光った。 なんだろう。 近づいてみてみる。 透き通ったキラキラした宝石のような虫コブ「ナラハヒラタマルタマフシ」です。 なんだか、宝石のネックレスのよう。 青い空がまるで海に浮かぶ…

抜け殻

水辺の草むらを覗いてみると、小さなヤゴの抜け殻がたくさんありました。 秋、水辺に産み付けられた卵は、ヤゴの姿で冬をこす。 冷たい水の中、落ち葉などの隙間でじっと息を潜めていて、網で落ち葉を救うとけっこう出てきます。 そして、春になりたくさんの…