のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

ゆっくり眺めること

気温が上がる昼過ぎ、徐々に徐々に霧は大気に吸収され消えてきたが、武奈ヶ岳山頂方面はまだ深い雲の中。今回は琵琶湖川から、比良山地をすこし縦走気味にさまよってみようかと思っていたけれど、あまりおいしくなさそうなシチュエーションになりそうだ。 よ…

天気のこと

河童さんにはよく、天気図で天候を自ら予測している。 北北東の風、風力**、晴れ 天気図、中学校のクラブで毎日書ラジオ聞きながら天気図書いていたなー 山の天気は、天気予報ではわからない。天気図とその地での経験を元に天気を予想する。この日、天気予…

ヘリテイジ「ストックシェルター」

■ストックシェルター 本体:15Dナイロンリップストップ・透湿ポリウレタンコーティング(耐水圧1,000mm/平方センチ、透湿量8,000g/平方メートル/24hr) 2本のストックで建てられ、トレイルランナーに人気があるモデルだという。実は、シェルターってあった…

西熊遊山「日・月・闇・星」

今日も太陽の神から月の神へのの交代の時が来た。世界には、日が沈まぬ国もあるときくが、この地では一日の半分を日の神が支配しもう半分を月の神が支配するという決まりがある。 遮るもののない山頂では、太陽の神と闇の神の交代を直ぐ側で感じることが出来…

西熊遊山「忘れ物」

さあ、ここがあそこが西熊山ですよ。いつもは、反対側から見ている場所に立つ。ここからの景色はいつもの場所に負けず劣らず雄大だった 今日は天候もばっちり!ここで荷をほどきましょう。河童さんは、最新のテントの初披露。どんな使い心地かなと、子供のよ…

西熊遊山「時よ止まれ」

木々を抜け、笹原が現れ始めた。もうすぐ稜線だ。 あの頂がきょうの寝床。雲も流れ出し、青空がどんどん広がっていく。もうすぐですよ。 四国の山は、海底から強い力で押し上げられ、独特の地質が特徴的。風化したいわばにイワラッキョウの花が風に揺れる。 …

西熊遊山「山頂に向かう」

夕闇が近づく西熊山頂 「ぴーよー」 カンカケ谷に切ない声が響き渡る。 奥物部は今、すみかを失った鹿達が集まり、森の許容を超えてしまっているようです。20年前の森は、背丈ほどの笹で覆われていたという。所々に残された黒い残骸が痛々しい。 でもこれが…

西熊遊山「時の流れ」

桂の葉はゆっくりと色好き始めていた。もうすぐ辺り一面あまーい香りが満たされると思う。 沢沿いの道、秋のは名達はそれぞれのお気に入りの居場所で花開く。トリカブトの花は、ガレ場に多い。 すこし腰を下ろして眺めていると、残り少ない花の蜜を求めて花…

西熊遊山「カンガケの主」

今回、案内いただいた道は、光石からカンガケ谷を遡り、お亀岩経由で西熊山目指す道 ろくべいさんに頂いた地図を開き、事前に頭に入れておく。 おまかせもいいけど、事前に道を頭に入れておくことは大切ですよね。 最初のうちは、装備も何持っていけばいいで…

西熊遊山「どきどきわくわく」

三嶺界隈へは、さおりが原の野宿で始まり、6回目かな。 徐々に山域の地形が頭に入り始めた。 山を歩いていて、自分の位置関係が想像できるって大事だということを教わった。通うことでその山域が自分のフィールドとなり、俯瞰するように自分を感じることが…

西熊遊山「またきたよ」

猿板を通じて河童さん達と歩き始めてはや5年半がすぎました。日々経験を分けていただき、今までの自分の経験とミックスし新しい感性が生まれ続けることで、年々と野山歩きの楽しさが増しているように思えます。 それまで、野山をあるくの好きだったけれど。…

手仕事

シソの花、下から咲き始め彼岸の頃終わりを迎える。あとでも先でもあまりよくない。さきっぽに花が残るか残らないか。この絶妙なタイミングが大事とのこと。 この草なんだろうなと図鑑を開く時、何科かなと葉や花、クキなどの特徴から絞り込んでいきますが、…

目立たないけど美しい

目立たない。決して主役ではない、蛾の仲間たちだけれども、よく見ると美しい。その名も「ビロードハマキ」なんともゴージャスな名前がついたものですね。ビロード=毛・織物/ハマキ=幼虫などが椿の葉などを書き込んで巣を作る。この日、あちこちで舞って…

好きになるということ

森とのふれあい方は人それぞれ。みんな好みがあり、付き合い方も違います。 でもね、もっと生き物と友だちになりたかったら、無条件で好きになること。森に恋することかな。 恋すると、四六時中森のことを考えて。いろいろ知りたくなる。いろんな想像をして…

森の鐘と花風船

雨上がりのくろんどの森に、軽やかな鐘の音色が響く。風に揺られ、住んだ音が遠くまで響き渡る。 鐘の音に誘われて、小さな訪問者がやってきた。ツルニンジンはハチさんのお気に入りのようです。 裏山のくろんど園地、結構歩いているのですが、まだまだ初め…

秋訪れる

夏の名残も、はらりはらりと地に戻っていく。 みんな、無事育ち子孫を残すことが出来たかな。 一粒一粒、泥を集め、一生懸命に唾液と混ぜて作った子育てのすみかも、草むらの中で静けさを取り戻していた。 秋の花咲き乱れる。秋は小さな花が多い。 森のあち…

Lucy Rose

いつの頃からか、人は小鳥から歌を習い 風とメロディーを奏でることを教わった。 なぜか気になる歌声 イギリスのシンガーソングライター「Lucy Rose」が来日し、大阪に来ることを知り 生で歌声を聞いてみたいと心動かされた。 ライブに出かけるのはこれが初…

のろのろ歩き

シロダモかな、クスノキ科にはクロアゲハの幼虫アゲハ系のチョウチョは可愛らしく好きです。 そんなこんなできょろきょろしながら歩いていると、まったく歩が進まない。最近、駅前にトレランのショップが出来たりして裏山も賑わっている。でもね、私は生き物…

サルトリイバラと柏餅

春、サルトリイバラの透明感のある素敵な花を見つけて以来、とても気になる存在になっていた。 さわると痛いトゲは、忍者がお城に忍ぶときに使う、投げ縄のよう。 クキクキとトゲと、トゲの横に延びるツルの二つの道具を巧みに使い、空へ空へ登っていく。 高…

サルトリイバラの葉の裏に

春先から、食草を意識して歩くようにしている。 ルリタテハの幼虫の食草は、ユリやホトトギスの仲間、そしてサルトリイバラの葉 この日、くろんど園地の山を散歩しながら大きくなったサルトリイバラの葉を意識しながら歩いて見た。 サルトリイバラの葉っぱに…

今年のゴブリン

地面にはいつくばってカメラを構えていると、何がいるの?通りがかりのおじさんに声をかけられた。 「ゴブリン」がいるんです!と言うわけにもいきませんよね。ゴブリンは、ヨーロッパに伝わる伝説の生物で、映画にもよく出てきますよね。トチさんがゴブリン…

第42候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」

■禾乃登(こくものすなわちみのる) 穀物が実り始める頃。田の稲、花開き始めていた。 この夏は天候不順の影響で、各地で野菜が不作とニュースで報道されている。 私の耕している小さな家庭菜園でも同じで、ピーマンなど不作だった。 しかし、周りを見渡せば…

ムラサキシジミ

薄暗い照葉樹の森を歩いていると、時折はっとするほど美しい小さな蝶がひらめくことがある。 鮮やかな紫色の羽を持つ、ムラサキシジミとムラサキツバメです。今回であったのは、羽の下側に突起がないのでムラサキシジミ羽を閉じると薄暗い闇にとけ込んでしま…

月の力

狼男なども満月の夜にに変身すると言われ、月には不思議な力が備わっていると古くから考えられてきた。 月夜に向かって花ひらく、夜咲きの睡蓮がある。 昼間太陽が天にある時は静かに眠り。 夕闇が訪れると静かに花開き始める。 一枚、二枚と花びら開く。大…

ヤマトタマムシ

夏から秋が同居する空の元 私市植物園の桜山で空をみあげていると、独特の姿勢で飛ぶ姿が目に入った。 ヤマトタマムシだ。 その姿を追いかけると、一本の山桜に着地した。 この山桜は、年を取り上部が枯れかけていて、これまでも何度かヤマトタマムシがいる…

ツクツクボーシ、ツクスクボーシ子供の頃、この蝉が鳴き始めると夏休みの終わりを感じたものです。ツクツクボーシは鳴き声がそのまま、蝉の名前になったのか、とても親しみを感じます。 蝉の季節はもうすぐ終わり。今、森のなかには沢山のセミの抜け殻があち…

夏休み昆虫観察日記「命」

生命毎の寿命は異なり、生きている時の流れが違う。この夏に生まれ、生きた命はどれぐらいあるのだろう。 命短し虫たちは、精一杯生きることが出来たのか。無事、命をつなぐことが出来たのか。 自らの血を残すことが出来たのか。生きた証を残すことが出来た…

夏休み昆虫観察日記「森の中」

広葉樹の森、照葉樹の森、針葉樹の森と教科書では葉っぱが違う森だよと習って、分かった気になっていたが、実際に森に足を踏み入れ体験してみるといろんな発見や気づきがあるよ。 まず、明るさが違う。そして、温度が違う。 そして、生き物が違う。音が違う…

夏休み昆虫観察日記「水辺」

存在自体が命と直結していて、命に大きな影響を及ぼすものがある。それは「水」 瑞穂の国と呼ばれる日本は、水がはぐくんでいるといってもよい。古来、人は水と戦い、水を利用して暮らしていた。 そして、昆虫も人と水とをうまく利用してきた。 ここ、私市植…

夏休み昆虫観察日記「雑木林」

燦々と太陽がきらめく草むらをすぎると、下草が刈られた雑木林が広がる。すこし前までは、裏山は入り会いの山として、地区共同で運営されており、人々が草を刈り、薪を取り、日々利用していた。私市植物園の雑木林は、そのころの姿に近いのではないかと思う…