のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

こよみ

立秋ー寒蝉鳴(ひぐらしなく)

季節の移り変わりを感じるのは、気温だけでなく ふとした時に耳に入ってくる音だったりする。 ■蝉の声 ハルゼミが鳴き始め命の鼓動が始まる。 続いて、アブラゼミやクマゼミが真夏の主役となり ツクツクボウシやヒグラシのもの悲しげな声が聞こえ始めると そ…

大暑

夏がやってきた。 大きな向日葵が咲いた。 「大暑」 一年で一番暑い季節。 この暑い夏を喜ぶのは野の生き物たち。 夏は生き物の季節、恋の季節。 みんないきいきと恋を育む。 ニイニイゼミも出てきたよ。 いろんな生き物が出てきたよ。 河原では小さな赤ちゃ…

蓮始開(はすはじめてひらく)

週末の三日間、私市植物園で夏期早朝開園が行われた。 泥の中から美しい花を咲かせるハスの花は、仏教では神聖な花とされ様々なお話や、デザインに使われていて私たちにも身近な存在です。 今日から次の候に移ってしまったけれど、日本の四季を分けている七…

第二十七候「梅子黄(うめのみきばむ)」

■梅雨 「うめのあめ」と書き「つゆ」と読む。 梅雨入りが発表されて一週間がすぎるが、梅雨前線は南に停滞し北上してこない。 今年の梅雨はから梅雨かも知れない。 雨は降らずとも、青梅だった梅の実は次第に色づいてきて、梅干を作るのにほどよい熟れぐわい…

第二十一候「竹笋生(たけのこしょうず)」

今年はまだ筍食べてないな。 食べて美味しい。 加工しやすくいろいろな竹細工に使われてきた竹は、昔から私達の生活と切っても切れない植物の一つ。 私が育った家の裏にも竹林があり、タケノコ掘りを楽しんだり 竹馬、弓矢、竹槍にボートの竿なんかをつくっ…

立夏:第十九候「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」

■立夏 春分と夏至との中間となり、これから梅雨をへて本格的な夏が来る。 季節の変わり目をもう少し楽しみたいところだけれども、季節は足早に過ぎていく。 あちこちでカキツバタが花開き始めた。 ■蛙初鳴 空から今にも雨粒が落ちそうに鳴ると、蛙が一斉に鳴…

第十八候「牡丹華(ぼたんさく)」

日々時は流れ、「牡丹華」季節が訪れた。 しかし、古人が編み出した「こよみ」とはすごいものだ。 牡丹華は、穀雨の末候 4月30日~5月4日のころにあたる。 こよみは、人々の生活の基本となる。 月と星、太陽、雲、花木、生き物、音 身の回りのあらゆる…

第十三候「つばめ きたる」

おかえり。 南の島からツバメが帰ってきた。 一羽、二羽 日ごとに見かける数が多くなる。 ツバメは春を運んでくる。 今年の春は少し遅めだけど、それでも確実に季節は進み始めた。 ツバメを見かけ、桜が咲き始めると、畑仕事も忙しくなる。 周りの植物と暦を…

大寒の風景

裏山の向こう側の里に、竹で栄えた村がある。その村は、日本で流通する茶筅のほとんどを産している里。一子相伝で、綿々と茶筅(ちゃせん)作りが受け継がれてきた里。 京都と大阪、奈良を結ぶ古道沿いにその里は位置する。室町の昔、鷹山村(たかやま村)の…

初詣

新たな年を迎えられたことを感謝し、気持ちを新たに入れ替える一年の区切り。 全国津々浦々、常に私たちのそばにあり、心のより所となっている村の神社 現代では、普段の忙しさに忘れがちですが、ことあるごとに生活の中にあり 思い出す不思議な存在です。 …

啓蟄−春の匂い−

啓蟄ー春の匂い 土の中で冬ごもりをしていた虫達が、早春の光を浴びて暖まった土を啓(ひら)き、這いだしてくる頃のこと。 啓蟄を迎えた週末。 ふらふらと匂いに誘われて、森の奥深くへと入っていくと、 急に桃源郷のような風景が目の前に現れた。 凍え縮こ…

立冬:山茶花始開

立冬を迎えるころ、山茶花の花が開き始め はらりはらはらと、花筵を敷き詰める。 ブーンと、大きな羽音が響き、見上げると大きな大きな スズメバチが、花から花へと忙しそうに飛び回る。 ほとんど花がなくなったこの季節 冬ごもりの巣を作り、貴重な蜜源とも…

水始涸(みずはじめてかるる)

秋分の末候、水始涸 田の水を抜き、稲刈りの準備を始める。 八十八の手間をかけ、まごころを注ぎ込んで育て上げた米が もうすぐ収穫となる。 我が子と同じ手塩にかけての稲刈りは、とてもうれしいものだと思います。 黄金色に輝き始め、風になびく田んぼを見…

秋分の日の大運動会

春分の日と秋分の日 お日様とお月様がよーいどんで、綱引きを始める日 さあさあ、秋の大運動会の始まりだよ。 どちらが勝か負けるかそれはお空に聞いてみるしか分からない。 わっしょいわっしょい、お日様の応援は「夏の雷様」 どんどんどん どんどんどん と…

立秋「寒蟬鳴」

立秋「寒蟬鳴(ひぐらしなく)」 ふと気がつくと朝夕に窓から涼風が流れ込んでくる。 カナカナカナ、カナカナカナ 谷向こうの木立の中からヒグラシの声が聞こえた。 里でヒグラシの声やツクツクボウシの声が聞こえ始めると 夏の終わりももう直ぐそこまで来た…

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) すこし過ぎてしまったけれど、この「こよみ」が、なぜか気になった。 梅雨が明け、むっとするほどの暑さだけれど、 この暑さが、草木には潤いを与え命を育む。 木の年輪がぐっと延びるのもこの季節ですね。 ミツバチ 蒸…

半夏生(はんげしょうず)

七十二候:半夏生「はんげしょうず」 梅雨真っ盛り、ハンゲショウの葉が白く染まり始める 夏至から数えて十一日目を半夏生という。 この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言って、大雨になることが多いという。 今も南方で台風が3つも発生していて、…

季節のリズム

「夏至」 冬至とは逆に、一年でいちばん昼が長く、夜が短くなる時期。 自然のリズムに寄り添い暮らしていく気持ちを大切にしたい。 朝、4時頃には明るくなり、私のリズムも朝方に変わっていく。 人は太陽と共に身体のリズムが変わると思う。 ともすると、忙…

梅雨

「梅雨」 [ 梅が黄色く熟す頃に降る雨。 そんな季節を、いつの頃からか人は「梅雨」と呼んだ。 春一番のかぐわしい香りを運んで来てくれた梅園は、甘い熟した梅の香りに包まれていた。 梅の花は人の心を溶かし、気持ちを和らげる。 青梅で作った梅酒は、会話…

立夏

汗ばむ日が続くようになり、夏の気配が急速に色濃くなり始めた。 立夏から立秋までの季節を夏期と呼ぶ。 蛙が鳴き始め、田植えの季節ももうすぐだ。 じっと眠っていた細胞が爆発的に活動を開始し 湧き出るように新しい命が世に放たれ、命を謳歌する。 木々の…

葭始生(あしはじめてしょうず)

水辺の植物も、ぐんぐんと育ち始め 空に鯉のぼりも泳ぎ始めた。 卵から生まれたばかりの生き物達が、草木に隠れ賢明に行きようとしている。 多くの危険に立ち向かい、立派な大人になる。 人も虫も、一皮むけるには、試練が必要なんだろうな。 過酷な試練を生…

ご先祖様のこと

春分の日と秋分の日。 季節の変わり目にお墓参りをする習慣はいつからあるのだろう。 善通寺 ■春分の日 春が見直に感じられ始め、生き物達も恋の歌を奏で始め 「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」 そして「春のお彼岸」の頃 先祖代々続いているお墓を大事…

目覚め

御形(ごぎょう) 春の七草のひとつ。 七草粥の頃には、もっとちぢこまっていたが、ここのところぐんぐんと 大きくなってきました。 枯葉の布団を脱ぎ捨てて、暖かくなったなーと、次々と顔を出す春の草花たち。 秋から残っている、残り葉が春風にゆらりと揺…

啓蟄(けいちつ)の畦道

とんとんとん。 とんとんとん。 もう春だよ出ておいでと、誰かが戸を叩く。 命あるもの、いっせいに目をさまし空に向かて大きな背伸びを始めるころのことを 古の人は「啓蟄」と呼んだ。 啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」 日が長く…

草木萌動(そうもくめばえいずる)

春雨降り、地ゆるみ始め、草木が一斉に芽生え始める。 しとしとと降り続ける雨は、雪を溶かし、凍てついた地を一気に目覚めさせる力を持っている。 生き物はどうやって春を感じるんだろうと不思議に思う。 だけど、人も春を感じる力を忘れてはいない。 日頃…

東熊遊山「魚上氷(うおこおりをいずる)」

時は立春「魚上氷」 川や湖の氷がすこしづつぬるみ、氷の下でじっとしていた魚が活動を始めてくる頃 源流 しかし山入る道は、侵入者を拒むかのよう凍り付く。 ここから先は、選ばれし者しか進むことを許されない場所。 軽はずみな気持ちではいれば手痛いしっ…

東風凍解(はるかぜこおりをとく)

■あれれ、南天の実が一つ、ぽつんと残っていた。 あちこちの家の庭先などに植えられている南天。 お正月にはたわわに実っていたけど、1ヶ月の間にどこの南天もほぼ実が無くなっています。 関東では梅の蕾が膨らみ始めたということですが、関西ではまだ堅く…

大寒の頃

木々眠る春を待つ。 じっと見を縮めて春を待つ。 待っていると、少しづつ日が伸びる。 人は時を感じるすすべを忘れたが、森に生きる者達は時をしっかりと感じているようです。 一輪一輪と咲き始めた早春の花達 今は「大寒」の頃 まだ少し早いかな。 気の早い…

初詣「春感じた道」

キリリとしてた、気配が漂う社寺と春の気配が漂う古道をのんびりと歩いていると あくびの声が聞こえた気がした。 あーあ。 だれだい、なんだか騒がしいね。 もう春かい? 春一番を告げる、蝋梅の花が芳しい匂いを漂わせていた。 いい匂いですね。 去年歩いた…

初詣「古道」

大阪で過ごす何度目かのお正月。 不思議と、山の辺の道を歩いてみたくなる。 寒波到来で風強く、雪もちらつく天気予報の中、奈良の古道を訪れた。 今年は、日本最古の神社で、三輪山を称える、大神神社(おおみわじんじゃ)から歩き始めることとする。 この道…