のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

猿板仲間

ケヤキザコ遊山「森が近い国」

四国に来るといつも思う。ここは林業の国、なんだなと。 山地の奥の奥。そのまた奥に、道は延び、人々の暮らしの痕跡がある。切り出した木々を里へ運ぶために道を開いた。 今、このように比較的簡単に森と戯れることができるのも、道のおかげ。いつもの場所…

ケヤキザコ遊山「森の目印」

奥物部の森は、ここから河童さんたちとのお付き合いが始まった。 初めて訪れたのは、2012年春だから、もう7年も前なんだ。 あれからこの森を訪れたのは何回目かな。 もう片手はこしたと思う。 あの窪地がヌル谷で、その横が門番の大ツガ あの稜線で満天…

ケヤキザコ遊山「河童予報」

春に続いて、今年2回目の土佐訪問は、すこし甘えさせていただいて 前日の夜間入り。 のろさん、稜線はやめた方が良さそうだよ。四国の山域、特に西熊山域の天気はほぼ予想できるといい、いつもぴったりで、びっくりする河童天気予報は、現地での経験と天気図…

はじめての遊山「空の上で過ごすとき」

お昼時に空の上に荷を下ろし、あとはゆっくと過ぎゆく時に身を任せる。ゆったりとした時間 空の上では、下界でとは違う時が流れる。 いくよ、瑞穂に声を掛ける。静まりかえった山小屋をそっと抜け出す。 見上げると空には満天の星空が広がっていた。空の上に…

はじめて遊山「空へ登る」

空が近くなってきた。白い地肌に太古の海の記憶が、きざまれる。 ここは昔海の中だったという。深い深い海底から長い年月をかけて空へ空へと伸びきた。 海の主が大きな剣を持って、天の主に渡そうとしたのかもしれない。 さあ、もう少しで天の頂だよ。 天の…

はじめて遊山「時の流れをみつめること」

春は里から山頂に、秋は山頂から里へと、行ったり来たり。 季節は下から上に、日一日と這い上がる。100m上がれば一日過去を見てる。 ここで見た光景は、もう少し上で同じ景色が見れるんだ。 山を歩くようになって、次々と変化する、季節を感じる楽しさを…

はじめて遊山「はじめの一歩」

今度の週末、バイト入れてないよ。どっかいこうよと、娘からのお誘い。河童さん、急ですが娘と二人も大丈夫ですか?そんなやりとりから、娘のはじめの一歩は四国「剣山」と決まりました。 ちゃんと登れるかな。なんだか心配そうな事をいっているが、私たちの…

春の奥物部の森「不思議な場所で」

私の山歩きは、森を感じて楽しむことがすきなことから始まりました。今日はどこでお昼にしようか。それに合わせて いつも素敵な場所をチョイスしていただける河童さんです。 そうだ、今日は不思議な場所にご案内しますよ。以前、この森で野宿をしながら話を…

春の奥物部の森「美味しそうだけど危ないよ」

これはハシリドコロって、有毒なので気をつけてね。誤って食すと、錯乱して走り出し、根がヤマイモ科のトコロという植物に似ているのでハリリドコロと呼ぶらしい。ちなみに、ハシリドコロはナス科です。花もいかにもナス科ですね。夏には枯れて地下に潜り、…

春の奥物部の森

いつもの場所に車を置き、奥物部の森へと歩き始めた。いつも思うのだけど、四国は本当に林業の国だなと思います。とてもアクセスが良く、高知市内からここまで2時間ほどで森の奥深くまで分け入ることができる。 しかし、人の力はすごいな。こんな急斜面に道…

解ける心

春の遊山のお誘いをいただいた。半年ぶりの物部の森は、冬の名残と春の匂いを感じる風が吹いていた。 あー大きく背伸びをする。 これこれ、そうとは気がつかなかったけれど、知らず知らずのうちに心もすこし堅くなっていたのかな。 大きく深呼吸をして、気持…

瓶ヶ森「空の上」

週初めの仕事に引っ掛けて、再訪した四国の山はもえていた。どこ行きますか?瓶ヶ森(かめがもり)はどうですか? はい。まだ訪れたことないです。ぜひにお願いします。何度も訪ねた四国ですが、東側半分が主に歩き。西側の石鎚山系にはまだ殆ど歩いたことが…

ゆるゆる遊山「またくるね」

ヌル谷の今は、飢えた鹿によって草はほとんど育っていません。私が初めてこの場所を訪れて6年、見た目には、まだこの景色は変わりません。 でも、たぶん少しづつ変わってきているのだと思います。 ゆっくりと朝ごはんを食べ、のんびりと付近を散歩した。気…

ゆるゆる遊山「目」

目がいっぱい 2×5=10の目で見るといろんな発見がある。 いろんな視点がある。 何かにとらわれた時、一人の目だと目線を変えることができない。 隣にだれかいると、ふとした時にそんな見方もあるんだと、はっとすることがある。 一人の山歩きも好きだけ…

ゆるゆる遊山「羽のばす」

今回の遊山の目的は、ヌル谷のナロで羽を伸ばすこと。お帰り。森がささやいた。 さっそく、和弘さんと、山猫さんが心温まるお昼の支度に取り掛かる。本当にお二人さんの手際の良さにはいつも脱帽です。森の木の子に合うように考えてきたんですって。こんな風…

ゆるゆる遊山「森とキノコ」

季節の変わり目はキノコの季節秋雨前線が上がったり下がったり、しとしとと降る雨がキノコたちを喜ばせる。 ■ヌメリツバタケモドキ これ覚えておくといいよ。広葉樹などの新し目の枯れ枝につくという。 お昼の鍋にちょっと失敬しましょうか。でも、全部は取…

ゆるゆる遊山「みず」

みず 雲が集まり一粒の水滴となる。当たり前のこととして、普段過ごしている現象自然の中に飛び込むと、肌で感じることができる。 大気とまじりあえる水分の量は限られており温度が低いほど、まじりあえる量は少なくなる。ヌル谷へと向かう、かつて桜で満開…

ゆるゆる遊山「ただそれだけ」

四国の妖怪「河童さん」とご縁を結び「遊山」という過ごし方を知ったお気に入りの場所を見つけて、ゆるりと過ごす過ごし方は自由 自由にしていいよ好きな時間を過ごしていいよあなたなら何をするでしょう自由は自ら決めること自由ほど、難しいものはない自由…

バイカオウレンとの出会いのこと

土佐の友との出会いは、このバイカオウレンで始まった。5年前の2月、初めて猿板のみなさんとの繋がりが始まった時初めて連れて行っていただいた場所「牧野植物園」の入り口で、出会った一輪の花。 何という名前なのですか?牧野先生がとても好きだった花で…

土佐の味

おかえり。蘭ちゃんが迎えてくれた。今回も遊山でも、河童さんのお宅にお世話になった。 今回は都合がつかず、遊山にはご一緒できなかったtochicoさんを交えて、二次会の開始です。お家でのんびりが好きなので、お疲れのところいつも無理をお願いしてしまい…

幸せ者

強いが流れるカルスト台地の中唯一とも言ってよい、ホットスポットは、北側からの風を木々が防いでくれる木々が切れた場所だった。 さあ、今日はこの場所で荷を降ろし、語り合う場所にしよう。 のろさん、おめでとう!シャンパイで乾杯しよう。二人の友の笑…

雲の流れによる風の強さ高いところにある雲、ゆっくりに見えるけれど風強な。河童さんがつぶやく。 でもこの晴天なら森の中を歩くより、高原歩きの方が楽しめるよ。その日、その場所の状況を読み、行き先を考える。その積み重ねが大切な経験になる。 風が集…

楽しいこと

雪山の楽しみいえ、アウトドアの楽しみ方は千差万別人それぞれの楽しみ方があると思う。 その中で一番シンプルな楽しみ方は、五感をつかって地球の息づかいを感じることではないでしょうか。 非日常を楽しむみ、様々な発見に驚き、小さな自分を見つめること…

天狗高原「雪の国」

早くしないと雪なくなっちゃうよ。季節は待ってくれません。今シーズン2回めの雪遊びに、四国カルスト「天狗高原」を訪ねました。お!ふっちゅう。ふっちゅう。 すごいですね。まるで信州のスキー場に来たみたいです。先週の寒波でまた雪の量が半端ない!こ…

笑顔の雲辺寺「ごちそうさまでした」

祈りとは、他者を思うことから始まった。他者の体を思いやり。他者の喜ぶ顔をみたいため、みなは神に祈る。 四国最高峰の雲辺寺今日は、ここに無事にみなで集えたこと。みなで一緒に食卓を囲めたことをささやかに祈りたい。 今回は、和博さんが土佐の田舎料…

雪の雲辺寺「五百羅漢」

空海という人はどんな人だったのだろう。人間の能力、可能性はどれだけ広いのだろう。私たちの今と同じ人なのに、とても大きな存在に思える。 雪の山道を上りながら二時間強、そろそろだよ。先行する和弘さんがつぶやいた。 なんだこれは。今も昔も同じ時間…

雪の雲辺寺「予定変更」

今回の四国訪問は久しぶりに関西からはトミーさんと一緒での行動となった。当初の訪問予定は梶ヶ森だったけれど、先行車の立ち往生で急遽予定変更、前から一度は訪れてみたかった雲辺寺にUターンすることとなった。さて、どんなところなんだろう。 ■雲辺寺(…

御在所山「ささやき声」

鳥居をくぐると空気が変わった。 一歩一歩階段をのぼるごとに、時を遡り過去へ過去へと登ります。 歩を進めるごとにだんだんと、匂いがこくなり すこしづつ、気持が和らぎ優しくなるのに気づく。 はっけよーいのこった。 どこか遠くから、奉納相撲の声が聞こ…

御在所山「忘れられた場所」

人が山を離れ、街に降りて半世紀近くが立ったのだろうか。 つい最近までといっても、祖父の代、そう明治・大正辺りまでは 当たり前のように、人は山で暮らし、山に神を祀り、山自体を神として 崇めていた。 街に降り、人が多くひとところに集うようになった…

西熊遊山「森あるき」

山に通う楽しみは人それぞれ。 わたしの場合は、森歩きが好き。 宝物を探しながら、ゆっくりと森を眺めるのが好き。 訪れるたびに、驚きと新たな不思議に出会える場所。 素敵な体験ができる場所。 命が生まれ、くるくると回る場所 日頃忘れていることを思い…