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のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

大切な時間

窓を開けると、晴れ渡った空が大きく広がっていた。 光輝く森 みんな目を細めて空を見上げる。 気持ちいいねー だんだん気温が上がってくると、落ち葉の上に寝転んで、 幸せのにおいに包まれた。 のんびり。 のんびり。 なんにもしない、いちにち。 大切な時…

地に眠ること

夏、大輪の花を咲かせた蓮は地に帰ろうとしていた。 暗い暗い地の底に帰ろうとしていた。 大空に精を放ち、精一杯に生き抜いたものたちは 屍のごとく横たわる。 一人、また一人と力尽き、横たわる。 暗い地の底から響く、力強い鼓動を聞きながら静かに横たわ…

感じ考える事

うだるような昼間の空気が、森息吹で次第に冷やされた深夜二時過ぎ 闇の中でひっそりとこの世に生を受ける花がある。 花が日間前に開くのは明け方で、昼過ぎには閉じてしまうという。 一日目は、生を受けたことに感謝をし 二日目は、仲間の無事を感謝をし 三…

秋の思い出

変化の季節は美しい。 毎年毎年訪れる変化の時だけど、毎年違う景色があることに最近気がつくようになりました。 美しいけれど儚い出会いは一期一会 相手を思い、関心を持てば、いろんな姿が見えてくる。 それは恋心と同じこと。 森に恋し、草木を愛で感じる…

黄昏時(たそがれとき)

誰そ彼と われをな問ひそ 九月の露に濡れつつ 君待つわれそ 「万葉集」第10巻2240番 日が沈み、暗闇が這い上がってくるにしたがい すれ違う人の顔は見えなくなってくる。 もしかして、今すれ違った人はこちらの者ではなく、あちらの者 追剥かもしれないし、…

逢魔時(おうまがとき)

闇が今よりずっとずっと濃かったころ 闇が近づいてくる時間のことを人は「逢魔時」と呼んだ。 匂いが変わり 音が変わのを感じる時 禍禍しい物の怪の世界とつながる時間 人は第六感を感じやすくなるのかもしれない。 木々が話はじめ 地からはい出た闇がそらを…

この夏に出会った虫の思い出

虫って好き? 虫って嫌い? あなたはどっち? 地球でいちばん繁栄している生き物 最近では食糧不足を救うのは昆虫だとか新聞に載っていた。 牛一頭とコオロギの栄養 牛一頭が育つのに投下されるのに使われる飼料や水 同じ栄養(エネルギー)を得るのに使われ…

変化の色、葉緑素

光から自分の生きる糧を作りだす能力を授かった生物 その能力を人は光合成と呼び、葉緑素がその源であるという。 この不思議な仕組みは、一年ごとにその仕組みを更新する。 春、新芽が芽生え、体内から葉緑素を葉に展開す。 夏、せっせと自分の身体を作り、…

雨上がり

朝から降り続いていた雨が止んだ。 ゆっくりと天気が回復していく。 雲が流れていき次第に青空がのぞいてくると天から光が下りてくる。 光と雫が手をつなぎ、キラキラ、キラキラ輝き始める。 一筋の風が吹くいた。 空からぱらぱらと雫の星が降り注ぐ。 誰か…

立冬:山茶花始開

立冬を迎えるころ、山茶花の花が開き始め はらりはらはらと、花筵を敷き詰める。 ブーンと、大きな羽音が響き、見上げると大きな大きな スズメバチが、花から花へと忙しそうに飛び回る。 ほとんど花がなくなったこの季節 冬ごもりの巣を作り、貴重な蜜源とも…

小さな粒

空から光が注ぐ時、光と影が交差する。 光は小さな粒 小さな小さな粒の子供 粒子が手を繋いでできているという。 粒子は、恥ずかしがり屋の子供で いつもはひっそりと隠れているけれど 誰もいない気持ちのいい朝にでかけてみると 時々会えることがある。 そ…

向こう岸

雨上がりの朝、窓をあけると深い霧が立ち込めていた。 山から里へ 北から南へ 季節はゆっくりと深まるころ、向こう岸への扉が開くことがある。 それは数年に一度、こちらの岸と、あちらの岸の時間が合わさる時。 向こう岸の声を聞くには、霧が晴れないうちに…

山の呼吸を感じる時

森は小さなマメガキがたわわに実り、里山は実りの秋真っ盛り。 今年の里山は、沢山のどんぐりが大豊作でした。 森の動物達も安心でしょう。 ドングリは「成り年」と「不成り年」があり たわわに実る年と、不作の年を繰り返す。 それは山が呼吸をしているかの…

秋近づく

野菊が咲き始め、里山にも秋が近づいてきたことを知らせてくれ 騒がしかった森は、ゆっくりと静かな時を迎えようと準備を始めてる。 日一日と日は短く、夜は長くなり季節は深まり あでやかだった森の色は落ち着いた色合いに衣を替えていく。 気の早い雪のせ…

さんぽ

朝ゆっくりの散歩に出ませんか。 四季折々の風景を楽しみながら、ゆっくりと深呼吸 かけ足ではだめだよ。 ゆっくりだよ。 そう、ゆっくり歩くとたくさんの命のいとなみが見えてくる。 そんな気がする。 小さな、小さなシジミチョウに出会ったり。 朝日の輝く…

寝床さがし

秋風に誘われて里山を歩く 生き物達は冬ごもりの準備に忙しい。 蛙は暖かい地面の中へ 心地よい場所をさがしてあっちへこっちへ。 トカゲは、衣を脱いで冬眠前のおしゃれによねんがない。 どこを寝床にするかで生死を分ける大事な選択 じっくり寝床を探しま…

里の秋深まる

涼やかな秋風に、小さな鈴が鳴る。 チリ チリ チリリン 秋の鈴。 キチキチキチ キチキチキチと百舌の高鳴き秋の声 チチ、チチ セキレイも加わって、秋の歌声大合唱。 ツバメが去り コウモリもどこかに消えた秋の空 日が短くなりましたねと、出会う人にあいさ…

水始涸(みずはじめてかるる)

秋分の末候、水始涸 田の水を抜き、稲刈りの準備を始める。 八十八の手間をかけ、まごころを注ぎ込んで育て上げた米が もうすぐ収穫となる。 我が子と同じ手塩にかけての稲刈りは、とてもうれしいものだと思います。 黄金色に輝き始め、風になびく田んぼを見…

ふしぎふしぎ

身体の色を変えることができるんだ、しかも全く違う色に変わっている。 緑と草色。 Photo恵ちゃん もしかして、赤とか青にもなれるの? そんな訳ないか(^_^) でもね、色の変わる仕組みが分かったら、人は忍者になれるかもしれない。 忍者は飛んだりはねたり…

秋分の日の大運動会

春分の日と秋分の日 お日様とお月様がよーいどんで、綱引きを始める日 さあさあ、秋の大運動会の始まりだよ。 どちらが勝か負けるかそれはお空に聞いてみるしか分からない。 わっしょいわっしょい、お日様の応援は「夏の雷様」 どんどんどん どんどんどん と…

おなかの大きなカマキリ君

帽子の中にやってきたカマキリ君 くるっと回ったおなかがかわいいね。 食いしん坊のカマキリ君 なんで大きなおなかなの。 おなかが大きなカマキリ君 気にの名前はなあに? 僕の名前はおなかの大きなハラビロカマキリ 大人になったらもっと大きなおなかになる…

なんか気になる「南蛮煙管」

なんて異国情緒漂う名前なんだろう。 遙か昔、遠く海の向こうからやって来た、青い目をした異人さん。 異人さんが加えていた煙管(キセル)の形に似ているからって、「思い草」ではなくて今では「南蛮煙管」に取って代わられてしまったけれど、どちらの名前…

思い草

「道の辺の 尾花が下の思い草 今さらさらに 何をか思はむ」 「万葉集」 寄草 作者未詳 思い草(南蛮煙管:ナンバンギセル) 万葉の昔から人は思いに悩み生きていたようだ。 思う心、それはうきうきするも、胸苦しくやるせない。 恋は人を純粋にもし、盲目に…

夏の空と秋の空

あれほど騒がしかった蝉の声の密度が減り 草むらから秋の虫の声が聞こえ始めた。 日によって行ったり来たり。 夏の空と秋の空 夏から秋に季節は進む。 油断しているとおいて行かれるよ。 久しぶりに立ち寄った私市植物園 夏の花の残り花が、名残惜しげに咲い…

夏休み

忙しい。忙しい。 まるで、時間泥棒に時を持って行かれているようだ。 そんな泥棒に時を持って行かれないようにと、思ってはいるのだけれど やっぱり忙しい。 小学生の夏休み 永遠にも思えるながーい、ながーい夏休み。 朝早起きしてラジオ体操のカードを首…

立秋「寒蟬鳴」

立秋「寒蟬鳴(ひぐらしなく)」 ふと気がつくと朝夕に窓から涼風が流れ込んでくる。 カナカナカナ、カナカナカナ 谷向こうの木立の中からヒグラシの声が聞こえた。 里でヒグラシの声やツクツクボウシの声が聞こえ始めると 夏の終わりももう直ぐそこまで来た…

小さなオリンピック

ふと思った。 虫達が集まったらどんなオリンピックになるんだろう。 ジャンプ一発で自分の何百倍もの距離を飛べちゃうし 空まで飛べちゃう超能力も備えてる。 水中もすいすい潜っちゃう。 なんていろんな形をしているんだろう。 どうして変身できるんだろう…

輪廻

輪廻 「生命が無限に転生を繰り返すさま」 生あるもの いつか朽ち 命あるもの いつか死す 無理をせず、そのものの真実を知る 限界を知り、己のありようを悟る 転ろびつづけることで、助けられ 生きつづけることで、他者を助ける 繰り返し、繰り返し続いてく…

ほたる

暗闇にすーと光る一本の光の筋 はかなく、せつない光が灯る。 ふけば消えそうな灯火が、一つまた一つと光り出す。 ほたる。 なんて不思議な生き物なんだ。 いっさい熱を発しない。まばゆいばかりの光を放ついきもの。 人がいくら考えてもまねることが出来な…

小さな夢と大きな夢

天から雨降り地を潤す。 季節に寄り添い草木は育つ。 春芽生え、成長期を迎えた草木達に恵みの雨が降り注ぐ。 ごくごくごく。 緑の子供達がおいしそうに水を飲む。 草木達が、水と楽しげに戯れる姿を楽しみたければ、 雨上がりに出かけてみよう。 くるくると…

素朴な幸せ

この世に生を受け、命を宿す。 たんんたんと、日々を過ごすこと。 営み。 素朴な幸せ。 心あたたかく保ち、包み込む。 なにももとめず、ほしがらず。 そんな暮らしに幸せを感じる。 よろしければクリック下さい。

天狗の山

山には天狗が住んでいる。 ときどき悪さをして人を道に迷わせる。 一人で山に入ってはだめだよ。 天狗に出会うとかえってこれなくなるよ。 人は山を恐れ、敬い、崇めていた、少し時をさかのぼったころのこと。 かつて、どこの山にも何かが住んでいた。 姿形…

愛おしい

流れる季節がたまらなく愛おしい。 春から初夏に掛けて、瑞々しく変化する命。 優しく、明るく。 そして、生き生きと言葉を紡ぐ草木達に会いに サンドイッチを作って、早朝の裏山散歩に出かけた。 ほんのりと、ピンク色の花を咲かせたような「ねじ木」の家族…

見上げた空

小さい頃はよく空を見上げていた気がする。 流れる雲を飽きもせずに見つめていた。 空は見上げる人の気持ちを写すのか、 同じ空、同じ雲をみつめても、 見つめる人によって、思い描く造形が 違って見えるのかもしれません。 この日、見上げた空。 私には、ギ…

中央分水嶺「赤坂山」森のオーケストラ

誰に媚びるでもなく。 一輪一輪が、凛とした個性を醸しだし、自分を主張している。 それでいて、お互いに響きあい、歌いあう森のオーケストラ。 森の音楽会が始まります。 この日の指揮者は、イカリソウ。 指揮棒を、風にゆだね、心のままに皆を導く名手です…

高島トレイル「赤坂山」

奥琵琶湖と日本海を隔てる国境を起点とする80kmにもなる高島トレイル。 前々から一度歩いてみたいとと思っていたが、踏破するには、3ー4日かかるという。 今回は、その中でも花の山として有名な、「赤坂山」を訪れた。 深夜に到着した登山口で寝袋に入り、ぐ…

高島トレイル「旅に出る」

遙か天空から俯瞰してみれば、日本海と太平洋挟まれた、竜のような島国。 うねる竜の背骨に当たる部分を「中央分水嶺」と人は呼ぶ。 分水嶺は、水を左右に分ける峰 一方は、日本海へと下り、一方は太平洋へと下る分かれ道。 どちらに下るかで、出会いが変わ…

唐草模様

シダの若葉を見て、唐草模様が思い浮かびました。 独特の模様で嫌みがなく、なぜか心に残る「唐草模様」 なんだか素敵な模様だと思います。 洗練されたデザインは、時代を超え受け継がれる。 代々受け継がれてきた素敵なプレゼントは、私たちのアイデンティ…

立夏

汗ばむ日が続くようになり、夏の気配が急速に色濃くなり始めた。 立夏から立秋までの季節を夏期と呼ぶ。 蛙が鳴き始め、田植えの季節ももうすぐだ。 じっと眠っていた細胞が爆発的に活動を開始し 湧き出るように新しい命が世に放たれ、命を謳歌する。 木々の…

思うこと

自然保護、環境保護というけれど、どれだけの人が、 守りたい者を具体的に意識しているのかな? 本を読むだけ、人に聞くだけの知識ではなく、五感で感じ 実感しないことには、机上だけの空論になりはしないのかなと 思うときがあります。 何を大切にして、何…

あの山の上には、雪解けを待つ踊り子たちがいるのをしってるかい?

可憐な乙女たちは、山が眠りから覚めるのを待っていて、 山とともにお祝いの踊りを踊り始めるんだよ。 雪が溶け、暖かな日差しが台地を暖め始める、木々が萌黄色の幕が開くのを待っている。 そして待ちに待ったこけら落としの日 太陽とともにゆっくりと幕が…

御池岳「時が止まる瞬間」

夏の伊吹山、春の藤原岳と言われる鈴鹿山系北部。 未知の山域へと足を踏み入れる。 鞍掛峠は、夜半から濃い霧で覆われていた。 雨はふらなくても霧があれば植物は水を得る。 芽生え始めた若葉いっぱいに霧を受け、空気中の水を受け取る。 山道のカタクリたち…

迷いこんでみませんか

だれと一緒にお弁当食べようかな。 あ! 虫がぶら下がってきたー GW中日のくろんど園地は、遠足の子供達で賑わっていました。(^^) ねえねえ。 一生懸命歌っているんだから、私の歌もちゃんと聞いてよ! って、キビタキさんが言ってるよ。 ホーホケキョ! 私…

銀竜草

淡い光とともに、照葉樹の森が衣替えの季節を迎える頃 0412 地の底から、竜の命が生まれ出る。 今年も竜が生まれた喜びを森が祝い照葉の木に花が咲く。 緑一段と濃くなり、地に命を吹きかける。 0430 銀色に光る竜の子供達は満月の夜、一斉に空に向かって旅…

「す」すずめ すまして すみれのかんむり

スミレの季節になると、子供とよくあそんだ、「ぐりとぐら」のかるたを思い出す。 ぐりとぐらのかるたの「す」 「す」 すずめすまして、すずめのかんむり! すみれのかんむりを、頭に冠り、つんとすました顔のすずめがなんとも愛くるしく 大人げなく、このカ…

霞の色が消える時

霞桜が咲き始めると、1ヶ月に及ぶ桜の季節は厳かに終わりを迎える。 淡い水彩画のような、桜の風景が私は一番好きだ。 若草色に淡い桜色を混ぜ合わせた、このコントラストこそ、春の景色のフィナーレにふさわしい。 そして毎年楽しみにしている、家の向かい…

つながり

尺治の谷に幸せの青い鳥が帰ってきた。 オオルリの軽やかな声谷に響き、鶯と合唱を始めた。 お帰り、恋の季節だね(^_^) 森は次第に色合いを深め。 命を育む下地となり、あらゆるものを包み込んでいく。 やがて新しい命が産声を上げ、大空に旅立っていく。 細…

いろんなことを知りたいな。

一気ににぎやかになった野山にアカメガシワの三兄弟の花が咲く。 葉緑素がまだ行きわたっていない、葉の先がまだ赤い。 小さな葉っぱの中でいま、猛烈に化学変化が起こっている。 それはほんの小さな変化です。 見ようとしなければ気が付かない小さな小さな…

葭始生(あしはじめてしょうず)

水辺の植物も、ぐんぐんと育ち始め 空に鯉のぼりも泳ぎ始めた。 卵から生まれたばかりの生き物達が、草木に隠れ賢明に行きようとしている。 多くの危険に立ち向かい、立派な大人になる。 人も虫も、一皮むけるには、試練が必要なんだろうな。 過酷な試練を生…

祝福の歌声

若葉萌え始めた里山に霞がかかるような儚い桜が一気に花開いた。 山の中で若葉と融け合うい、夢の世界を見せてくれる霞の桜。 私はこの優しい色合いの霞桜が好きだ。 そして、数ある霞桜の中でも特別な一本の木があるのを私は知っている。 森のもののけたち…