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のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

地に眠ること

夏、大輪の花を咲かせた蓮は地に帰ろうとしていた。 暗い暗い地の底に帰ろうとしていた。 大空に精を放ち、精一杯に生き抜いたものたちは 屍のごとく横たわる。 一人、また一人と力尽き、横たわる。 暗い地の底から響く、力強い鼓動を聞きながら静かに横たわ…

アゲハチョウ観察日記(蛹)

あ! みっけ! でも、どうしてこんなところなの? 近くのみかんの木からだいぶ離れている。 こんなに遠くまでくるんだ。 でも、道路脇のこんなに目立つ所に。。。 春までみんな見守ってね。

早起きは三文の徳

初霜が降りた晴天の朝 紅葉の森は、光と森の妖精が踊りを舞っているようでした。 紅葉の時期 森の散歩は早朝に限ります。 朝の清々しい空気が木々の肢体を浮かび上がらせ、妖艶な姿に見惚れます。 美しい 虹色に輝く姿は本当に美しい。 ただただ、美しい。 …

子守唄

北国から初雪の便りが届き始めるころ、私市の里山は秋色の変化の時を迎える。 広葉の森は七色に輝く 360度の宇宙に囲まれたような不思議な感覚 くらくらと目眩がしてきた。 全身を大空に向かってせいっぱいに伸ばし、太陽の光を沢山受け取った木々達は 最…

芋ほり

後輩の家族を誘って、芋ほりをした。 一人で掘ると大変だけど、みんなでワイワイ掘ると楽しいものだ。 畦に即席の食卓をつくって、掘りたての芋を天ぷらにした。 とってもあまくて美味しい天ぷらだね。 今年最後のピーマンもどうぞ。 おいしいね。 おいしい…

村祭りのこと

大阪と京都の真ん中ほど そして奈良への街道も伸びる街道沿いに小さな小さな神社があり 毎年大切に育てられた稲が黄金色に輝くころ、五穀豊穣を祈る村祭りが開かれる。 天田の宮と名付けられた神社の南側に、小さく扇方に棚田が残っている。 都会の片隅で、…

アゲハチョウ観察日記(また会えるといいね)

人参を覗くと黒い姿に白い帯をまいた小さな小さな幼虫が隠れるように しがみついていた。 一生懸命食べて大きくならないとね。 小さな幼虫はどんどん大きくなる。 大きくなると服が小さくなる。 小さくなった服は脱皮して着替えるんだ。 黒い服は2回脱ぎ捨…

2016秋の木曽遊山「祈りの山御嶽山」

あの悲劇から2年が過ぎた。その1年前に御嶽に登った。悲報を聞き他人事とは思えない複雑な思いを抱いた。 人生にもしはないのはわかっているけれど、もしと考えてしまうことは多いものです。 精いっぱいその瞬間を生きる。想いを残さずに生きていきたい。分…

2016秋の木曽遊山「雨が好き」

正直の所、なかなかハードな日々が延々と続いていて、 無理やりにでも日常を抜け出したかった。 そんな中、猿板の河童さんから遊山のお誘い!一年、いやそれ以上ご無沙汰していた、仲間たちとの再会に心躍る。 久しぶりの再会、そして新しい出会いに、少し戸…

アゲハチョウ観察日記(卵の色)-命生まれる-

卵の色 卵の色は個性なのかと見ていると、どうも違うみたいだ。 卵は白色から、真珠色に変わり、そして黒色に変化していた。 そうか この小さな小さな丸い、触れることさえためらわれる卵の中で 命が息づいている証拠なんだ。 産み付けられたばかりの、透き…

アゲハ蝶の観察日記(卵)

キアゲハの食草は、セリ科の植物 畑に植えているニンジンに、キアゲハが卵を産み付けていた。 個体差なのか、きれいな透き通った卵と、黄色っぽい卵 同じようで同じでない。 この中でどれぐらいの卵が孵化し成虫になることができるのだろう。 去年はとうとう…

小さな花と小さな虫

山道の脇に、ミズヒキが彩りを添えてくれる。 キンミズヒキの花びらはとてもちっちゃいよ。 キンミズヒキ ミズヒキの花は、キンミズヒキの花よりももっとちっちゃい。 近づいてよーく見てみてみよう。 ミズヒキ こんなチッチャな花でも、ちゃんと虫達が集ま…

きのこさんにありがとう

もしキノコがなかったら、僕たちは暮らしていけないだろう。 もし、キノコがなかったら 地球の上は、ゴミだらけになっているだろう。 もし、キノコがなかったら。 こんにちはと、にっこり笑うこともないかもしれない。 もしキノコがなかったら、味気ない世の…

黄金と女郎

秋、野山に出かけると、沢山の大きな蜘蛛達に出会います。 あっちにもこっちにも。 この丸っこいお尻をしたのは「黄金蜘蛛」 スラリと細身は「女郎蜘蛛」 どちらも冬ごもりに向けて、栄養をつけないといけないので せっせ、せっせと蜘蛛の巣を張り、獲物がか…

秋の七草と小さな虫達

秋分の日 空気の移り変わりとともに、野山の草花にも秋の気配が漂ってきた。 野山の散歩、秋の七草いくつ見つけられるかな。 ・萩(ハギ) 柔らかな紫色の小さな花が風に優しく揺れる萩 小さな羽虫が枝の中に隠れていたよ。 ちょっとつついてみたけど、また…

天に向かって咲く彼岸花

今年も彼岸花が咲き始めた。 田んぼの畦一面に咲いている壮観な景色も好きですが、 私市植物園で、草原にすっと一輪だけ凛々しく天に向かって咲いている、 この株に出会ってからは、一輪挿しの姿にとても惹かれます。 今年は兄弟が少し増えたようで、すぐと…

季節の変わりめ

季節が変わる。 雲が変わる。 入道雲もこれで見納めか。 台風が次々とやってき始めるとこれから一気に季節は進む。 久しぶりの休日 夏の名残を感じるために、ゴザを持ち出しのんびりと昼寝した。 寝っ転がってゆっくりと目を閉じる。 ああ、気持ちがいい。 …

思ひ草

思い草は恋を連想させる草『万葉集』 寄草 作者未詳 道の辺の尾花が下の思ひ草今さらさらに何をか思はむ 道の端、ふと見るとススキ(尾花)の根本に、不思議な花が咲いている。 近づいてひざまずいてみると、夕日の斜陽に頭をもたげた、不思議な花が佇んでい…

カシノナガキクイムシの展示を見て感じたこと

数年前から、交野の里山では立ち枯れの気が目立ち始めていた。 なんだろうと思っていたら、その原因は、カシノナガキクイムシだという。 ここまでは、知識として知っていたのです。 カシノナガキクイムシの絵も、私市植物園の立て看板に漫画を 描いてくれて…

クヌギの食堂

クヌギの樹液は昆虫たちにとっては、とても素敵なご馳走だ。 樹液沢山出ているクヌギの木の様子を見に行ってみると ノコギリクワガタ あ! いたいた。 大きなノコギリクワガタだ! やっぱりかっこいいな〜 お、こっちはコクワだな コクワガタ あ、あっちの枝…

夏休みの終わり

ギラギラと照りつける夏の日差し ジージーとなくセミの声 暑苦しくはあるけれど、セミの鳴き声がない夏って想像できない。 そしてセミといえば、セミの抜け殻を子供のころ沢山集めて遊んだ。 一番沢山あるのは、クマゼミとアブラゼミかな。 なぜか、いつも泥…

夕立

あれ、不思議な空気に空を見上げると、 先ほどまであれほど照りつけていた太陽が雲に覆われている。 ビューっと、不思議な風が梢を駆け抜ける。 先ほどまであれほどうるさく鳴き競っていた蝉が 一斉に合唱をやめている。 ぽつり 一粒の雨水が頬をぬらす。 き…

いっしょにに遊ぼう

森に入るとカタツムリがいた。 いろんな形のカタツムリがいた。 とんがり帽子の家を持ったカタツムリ 普通のよく見るカタツムリ 小さな小さなカタツムリ 透き通って、キラキラ輝くお家を背負ったカタツムリ 体と共に、お家も大きくなるんだろうね。 でもどう…

感じ考える事

うだるような昼間の空気が、森息吹で次第に冷やされた深夜二時過ぎ 闇の中でひっそりとこの世に生を受ける花がある。 花が日間前に開くのは明け方で、昼過ぎには閉じてしまうという。 一日目は、生を受けたことに感謝をし 二日目は、仲間の無事を感謝をし 三…

すべての始まり

天から水が降ってくる。 とうとうと降ってくる。 開き始めた清らかな花に天の水が降り注ぐ。 暗い泥沼の中から生まれ出る蓮の花 天の水に命吹きこまれ花開く。 小さな女の子の、赤くふくよかなそのほっぺたを思わせる 初々しいその蕾。 そっとやさしく包んで…

Bluetoothのスピーカー

前から気になっていたBluetoothのスピーカー JBLとBoseのものをチェックしていたけど 素直な音の出るJBLをチョイスした。 誰もいない森での、お昼寝の良いお供になりそうです。

ヤマトタマムシ

真夏日となった青空に独特の飛翔の影がひとつ、一本の山桜の枯れ枝に舞い降りた。 キラキラと七色に光るその姿 とても素敵な色だね。 玉虫色という色がある。 それはまさに、タマムシの色 見る角度により様々に変化する不思議な色 多くの人を惹きつける、魔…

久しぶりの私市植物園にて

久しぶりに私市植物園に足を踏み入れた。 やはりここは心落ち着く場所。 ヒメコバンソウ 色とりどりの花はないけれど。 大阪市立大学の研究施設として、身近で、まもって行きたい命がここに集う。 蓮 時の流れを感じれる場所 半夏生 緑輝く今日、いつもは静…

舞い上がる

きたきたきた。 風の波が来た。 谷をわたり。 梢をわたり。 すぐそこまで波が来た。 さあくるぞ! 大波がくるぞ、くるそ。 「びゅーっ」 一筋の強い風が森を吹き抜け、タンポポの子供たちは どこまでも高く高く舞い上がる。 遠い遠い、誰も見たことのない世…

まめ

豆を乾燥させていると、懐かしい思い出がよみがえる。 縁側の筵(むしろ)に豆を干す暖かな風景 鞘から取り出した虫食いの豆をより分ける、ばあちゃんの横顔を思い出す。

ギンリョウソウ

裏山にたたずむ獅子窟寺の社寺林は、椎など常緑樹の森が広がり、その林床は薄暗い。 光がわずかしか届かない林の床にひっそりと今年も顔をだした銀竜草 今年も出会えたね。 野山を歩いていると、毎年きまった時期に、決まった場所で出会える植物があることが…

ちょっと立ち止まってみてみたよ

時が滝のように流れていく。 時間とはこんなにも早いものなのか。 寝ぼけ眼の、かえる君はどう思っているのかな。 季節は流れ、命がどんどん生まれていく。 立ち止まって、ちょっと草むらを覗いてみると 小さな小さなありんこや ふわふわとまう、ガガンボや …

野山の折り紙

冬の間じっと、頭を引っ込めていた草木たち。 春がくるといつも思う。 こんなに小さな枝先のつぼみから、 こんなにも素敵な形が折り畳まれている。 これはこの世で一番の折り紙細工だ。 小さな葉っぱ 素敵な花びら すべてこの小さな小さなつぼみの中に畳まれ…

お花見

一番桜が咲き始め、二番桜が目を覚まと一気に山全体が 桜色に染まり始める。 なぜだか分からないが、桜が咲き始めると心が騒ぐ。 体の中から心が騒ぐ。 新しい季節を待ちわびた心が騒ぐ。 それは日本が綿々と伝えてきたDNAなのか? 親から子へ、子からそのま…

マキゴケの胞子体

マキゴケが胞子体をつけてるよと 私市植物園のFacebookでお知らせがあった。 どこですか? と問い合わせをしてみると。 「場所は、植物園の一番奥 低地カシ型照葉樹林のSポイントの少し手前だよ」と 教えてくれたので会いに行ってみた。 ニョキニョキとした…

梅の花の咲くころのこと

大好きな植物写真家の「埴沙萠」さんが亡くなられた。 昨年入院されてから、日記を綴り続けることがとてもしんどくなっておられたようですが ぽつりぽつりと、日々の綴りを楽しみにしていましたが、 それもとうとう最後になってしまった。 彼岸もこれまた一…

啓蟄−春の匂い−

啓蟄ー春の匂い 土の中で冬ごもりをしていた虫達が、早春の光を浴びて暖まった土を啓(ひら)き、這いだしてくる頃のこと。 啓蟄を迎えた週末。 ふらふらと匂いに誘われて、森の奥深くへと入っていくと、 急に桃源郷のような風景が目の前に現れた。 凍え縮こ…

太陽のちから

太陽のちからってすごい。 縮こまっていた蕾を花開く。 太陽のちからってすごい。 小さな生き物に命を与える。 太陽のちからってすごい。 みんなをのびのびさせてしまう。 太陽のちからってすごい。 小さな鼓動を目覚めさせる。 小さないのちが、おひさまの…

山での楽しみ

ハードな毎日が続く中、今日は友から嬉しい電話があった。 八田さんが亡くなられて一周忌 引き継いだ形見のピッケルの出番は今年はまだない。 やっぱり、ひとりより、ご飯は気の合う仲間と囲むのが楽しいよね。 今回の遊山は、一人だったけど。 一握りの野菜…

一年の無事を祈る

ブナが多く多く生え、四季折々の景色を見せてくれる山。 いつもは見上げるだけだけど、今日はあの頂きまで行ってみよう。 頂で皆を見守っていてくれるお地蔵様に会いに行ってみよう。 お元気でしたか? ここは信仰の山、皆が祈りをささげる山。 今年も皆が事…

ゆっくり

今年のお正月は無事故だったとのこと。 レスキュー比良の方の足取りも軽い。 雪が現われはじめた。 やっぱりわくわくするね。 急なも登りに息を切らせながら、ゆっくりゆっくりを足を踏み出す。 久しぶりの感覚だ。 やあ、また出会ったね。 この山は大きな杉…

お久しぶり

一年ぶりの武奈ヶ岳 お正月に久しぶりにゆっくり休んで充電。 体重とともに、気持ちもうずうずしてくる(^_^;) さあ、久しぶりに出かけてみよう。 しかし、去年とは全く違う景色に驚く限りです。 ■2016.1.2 しかしこれが今年の冬なのでしょう。 雪国の人たち…

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。 新年早々良いお天気が続きます。 仕事にばかり追われていてはいけないと、新年早々比良山系に日帰りで繰り出しては見ましたが、 半年ばかりご近所散歩しかしていないためか、たこになって足を守っていたくれた皮もやわにな…

秋の思い出

変化の季節は美しい。 毎年毎年訪れる変化の時だけど、毎年違う景色があることに最近気がつくようになりました。 美しいけれど儚い出会いは一期一会 相手を思い、関心を持てば、いろんな姿が見えてくる。 それは恋心と同じこと。 森に恋し、草木を愛で感じる…

黄昏時(たそがれとき)

誰そ彼と われをな問ひそ 九月の露に濡れつつ 君待つわれそ 「万葉集」第10巻2240番 日が沈み、暗闇が這い上がってくるにしたがい すれ違う人の顔は見えなくなってくる。 もしかして、今すれ違った人はこちらの者ではなく、あちらの者 追剥かもしれないし、…

逢魔時(おうまがとき)

闇が今よりずっとずっと濃かったころ 闇が近づいてくる時間のことを人は「逢魔時」と呼んだ。 匂いが変わり 音が変わのを感じる時 禍禍しい物の怪の世界とつながる時間 人は第六感を感じやすくなるのかもしれない。 木々が話はじめ 地からはい出た闇がそらを…

この夏に出会った虫の思い出

虫って好き? 虫って嫌い? あなたはどっち? 地球でいちばん繁栄している生き物 最近では食糧不足を救うのは昆虫だとか新聞に載っていた。 牛一頭とコオロギの栄養 牛一頭が育つのに投下されるのに使われる飼料や水 同じ栄養(エネルギー)を得るのに使われ…

変化の色、葉緑素

光から自分の生きる糧を作りだす能力を授かった生物 その能力を人は光合成と呼び、葉緑素がその源であるという。 この不思議な仕組みは、一年ごとにその仕組みを更新する。 春、新芽が芽生え、体内から葉緑素を葉に展開す。 夏、せっせと自分の身体を作り、…

雨上がり

朝から降り続いていた雨が止んだ。 ゆっくりと天気が回復していく。 雲が流れていき次第に青空がのぞいてくると天から光が下りてくる。 光と雫が手をつなぎ、キラキラ、キラキラ輝き始める。 一筋の風が吹くいた。 空からぱらぱらと雫の星が降り注ぐ。 誰か…

百葉箱

昔はどこの小学校の片隅にもあった秘密の箱「百葉箱」 何のために使うのだろう。 不思議な白い箱「ひゃくようばこ」 この箱って、日本だけのものだと思っていたら、世界基準に合わせて作ってあるんだ。 世界中の小学校の片隅に、この不思議な白い箱があって…