のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

皆既月食の一日

この冬一番の冷え込みの朝、窓をあけると、空は雲は多いが、綺麗な朝焼け。
なにか神秘的な予感、今晩の皆既月食に期待が膨らみます。

せっかくの朝、今日も休日出勤でしたが、道端の秋の痕跡を楽しみながら歩きました。
高台に立つ松寶寺の土手下。最近のお気に入りの場所です。
ススキとセイタカアワダチソウの黄色が見事にマッチして、目を楽しませてくれます。
 
天田の宮神社の境内の落ち葉も掃き集められ、気持よくお参りができます。
ご苦労様です。

神社近くのお宅の庭には、ボケの高木にたくさんの見がまさに鈴なりになっており
フェンスにはサネカズラの実がキラキラと光って、イルミネーションみたいです。
 
ここから見る、ケヤキの古木の姿が一番好きです。

帰り道、気持ちよさそうに猫が寝ていましたが、近づくとサッと警戒の眼差して逃げて行きました。
ごめんごめん。

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皆既月食。本当に不思議で神秘的な現象ですね。

始まりの時間になっても、交野の空は雲に覆われ雲の向こうの月が薄っすらと光をさしている状態でしたが、雲が流れているので、期待してのんびりと待つことにしました。
窓からまだかな、まだかなと何度かのぞいたとのそき、雲は晴れ渡り、いきなり半分にかけた月が姿を表しました。

ほどなく、すべての部分が地球の影に隠れ赤褐色に輝く月が神秘的な光を放ち始めました。
  
  

時折雲がかすめると、闇夜突然闇夜が訪れます。
 
 
初冬のキリッとした夜の祈りのひとときは終わりを告げ、月が再び輝きを取り戻し、眩いばかりにあたりを照らし始めました。
 
暗さがあるから明るさが、嬉しい。そんなことも、感じられたひとときでした。