のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

醍醐寺散歩

縁あって、二回目の参加となる「世界遺産劇場」。
今回は、京都「醍醐寺」での開催でとなりました。
下醍醐
初日は平日ということもあり、終業式を終えた元気な小学生が駆け抜ける、飾らない普段着の境内を見ることができました。

花の名所でもある、醍醐寺ですが、冷たい雨が降り続き、桜の蕾も硬く閉じられ春はもう少し先のようす。
 
三宝院での法要・法話に続き、下醍醐散歩で楽しいひと時を過ごし、夜は国宝に囲まれた不思議な雰囲気の霊宝館で、朗読劇に耳を傾けながら、一日目の夜は静かに更けて行きました。

上醍醐
翌日は、冬将軍が再度舞い降り、時折あられ混じりの雨が降る中、上醍醐散歩(^_^)

訪れる人もまばらな上醍醐の伽藍は、下醍醐と違った趣を見せてくれます。
 
古くからの日本人が惹かれてきたものに、今も多くの人々が魅了される。
それは、心の内面を見つめ直すことが、本当の美しさにつながることを多くの人々は心のどこかで知っているからではないでしょうか。

世界遺産大学でも同じ事を講演されており、驚きました。
やはり、根っこの部分は、野山の中で感じていることと一緒のようです。

聲明(しょうみょう)という不思議な歌声を思い出している中、不思議なことに、あれだけ降り続いていた雨が止み、ほんの一瞬だけ青空が覗きました。

不思議な体験ができた二日間。
また次回も参加できればと思います。