のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

春の祈りを捧げるカタクリ

雨上がり、半円の月が綺麗に顔を出し、辺り一面春の匂いが漂い始めた週末

私市植物園から「カタクリが咲き始めました」と便りが届き、覗いてみることにしました。
植物園への通じる道端は、競い合うように野花が顔を出し始めています。
本当にこの時期の植物の成長には驚きます。
 ノゲシ
ちょっとふれると、雫と一緒に、零れ落ちそう。
調べてみると、ムスカリ(別名:ブドウヒヤシンス)という球根植物とのこと。
誰かの置き土産。逞しく生きているのですね。
 
カタクリ(温暖型落葉樹林地区)
雨上がりのカタクリは、花は閉じ、春を迎える祈りをささげているようです。

早春のほんの数週間しか顔を出さないこの植物。地下深くに眠る球根から「片栗」が取れる。
掘り出すだけで大変とのことですが、良く発見できたことですね。

ただ、残念なことに、環境の変化とともに、数を減らしていいる植物の一つのようです。