春日山原始林を訪れた日、古都奈良周辺は満開の桜で埋めつくされていました。
■平城京
平城宮跡後の広大な敷地には、朝早くから悠久の旅に人々が繰り出し、それぞれの春を楽しんでいました。
雲雀は空高く舞い上がり、行き交う人々に何かを精一杯伝えようとしているようです。
大極殿前の広間を通りかかると、足元からいきなりチドリが飛び立つ。
こちらにおしりを向けて舞い降り、チラリチラリとこちらを来にしていく姿が愛くるしい。
■春日大社
春日山原生林の麓に位置する春日大社は、多くの参拝者で連日賑わっています。
人々は何を想い詣でているのでしょう。
■春日野園地
平城京、春日大社へ資材を供給してきたこの地は、今は平原となっています。
人間の活動が自然を作り変えて行き、作っていく。
永い時を経て、さまざまな生き物にこねられて変化していく、そんな姿のような気がします。
■佐保川
春日山原始林を後にして、昔住んでいた郡山のお城祭りを覗きに行ってみました。
道すがらの佐保川沿いの桜は満開。川べりでは気持ちよさそうに宴会が催されていました。
水が緩み、川に足を踏み入れている人もいますね。
■郡山城
帰り道、少し寄り道して数年ぶりに訪れる郡山城の桜はすでに終わりに近づいていました。。
ちょっと残念。
今回の寄り道のお目当ては、杉屋さんの桜餅でしたが、残念ながら売り切れ(T_T)
代わりにその場で握ってくれている、よもぎ餅を求めましたが、柔らかなお餅に程よい甘さのあんこがとても美味しくてほっぺたが落ちそうでした。
お祭りの最終日、屋台のおじさんも売り込みに忙しそう。
少しの時間でしたが、思い出の地を楽しく散策することが出来ました。