生駒山系北部に位置する室池。
いにしえの昔、冬に出来た氷を氷室に保存し、嗜好品として天皇に献上。その後、明治期まで脈々と利用されてきたとのこと。
今では、その役割も終え「緑の文化園」として、人々の憩いの場になっています。
室池付近から湧きでた水は、一方は四條畷方面に、もう一方は奈良下田原をへて、天の川となり、交野、枚方を通
り淀川に注ぎます。
室池に染み出す湿地の谷間。閉園間近になり、人影もまばらでゆっくりと散策ができそうです。
夕日の斜陽を浴びながら、昔良く歩いた木道の散策を楽しみます。
通称「花めく広場(若かりし頃の仲間内だけの名前ですが。。)」に続くつづら
折れの小道、緑いっぱいになっています。
尾根沿いのトレイルは、青紅葉が陽の光に照らされて、キラキラと宝石のように
輝いています。
私の好きなアオダモ シロダモの若葉は、ふさふさとした柔らかい産毛をまとい、ウサギの
ように耳を垂れています。
一回りするうちに、森の工作艦も閉園し、ゆっくりと森は、自然に帰っていきま
す。