傍示の里からさらに細い横道に入り込むと、小さな谷間に2枚の田んぼが切り開かれていました。
昔の人々は想像もつかない程の努力を重ねて開墾していったのでしょう。
その苦労が、土地への愛着となり、日本人の心のあり方の一部にも影響を及ぼしているのではないかと思います。
実りの秋。稲穂が少しづつ頭を垂れてきました。
黄金色に輝く姿が見られるのももうすぐですね。
田んぼを覗くと、いろんな種類の狩人がいました。蜘蛛がたくさんいる田んぼは自然が豊かと聞いたことがあります。
すぐれた狩人はじっと気配を消して草むらに潜み、じっと獲物を待っています。
すごい忍耐力です。
大きな黄金蜘蛛に何かが絡み取られている。。
コクワガタのメスのようです。可哀想ですがこうなってしまったら、もがいてもどうしようもありません。
それにしても蜘蛛の糸というものは、驚くほどの粘着力と強さを持っているものです。
どうやってこのような糸を作り出せるのでしょう。
ねっとりとからみとられています。
こちらにも罠にかかっている獲物がいました。
大きな獲物です。
命をつなぐということは、何かを犠牲にするということ。
大切な命を頂いていることに感謝することを忘れないようにしなければと思います。