黄金色に輝くあぜ道は、人の手によって、定期的に草刈りされたり、焼かれたりする。
生きていくにはとても厳しい場所といえます。
そんな厳しい環境の中、小さな命はきらきらと輝いていました。
田圃と畦の境目や地にへばりついて、草刈りを切り抜ける。
そして、すっと愛らしく延びたその花は、農家の人の手を止め刈り取られることを逃れる。
露草にそっとふれてみると、”ふわ”っと花粉が舞い上がりました。
びっくりするほど小さくてもその作りは精巧で、とても人にはまねできそうにありません。
どうやってこの多様な世界ができたのだろう。
永遠にとけそうもない疑問。
また一つ、不思議・不思議が増えました。