苗木を植えて、12年が立つ庭の柿の木。
初めての大豊作で、ホクホクだった今年の秋。
最後の一つは鳥達におすそ分けと思って、一つ残しておきました。
ふと、立ち寄った本屋さんで目に飛び込んできた一つぽつんと残った柿の写真
「木守柿」というらしい。
古の里の人々の優しい心づかいがほんのりと伝わってくる言葉ですね。
そんな心遣いの行為に名前があったとは、驚きと同時に、先人の繊細な
感覚に感服です。
「木守」とは
・木の番人
・木に残しておいた果実
・最後に残ったもの
という意味が込められているとのこと。
来年の豊作を願い、一つの柿に番をお願いし、八百万の神に祈ること。
そんな気持ちが伝わってくる言葉ですね。