のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

季節はめぐる

1月は「行く」と言いますが、あっという間に過ぎ去った気がします。
ついこの間まで、お正月気分だったのに本当に早いですね。
 梅の蕾
森の林では、カワラヒワが群れを作っていました。
群れを作って集団で過ごすのは冬の間だけ。
種によって、群れを作るものと単独で暮らすものにわかれます。
群れを作るものは枝から枝に飛び移り餌を探して回ります。

反対に単独で暮らす者達は、アオジのようにヤブの中で暮らすものが多い。

春が近づくと群れていたものも単独で行動するようになり、オスは恋の歌を歌い始めお相手を探し始めます。
気の早いシジュウカラが囀りの声をあげていました。
恋の季節はもうすぐのようです。
6シジュウカラ
こちらのホオジロはもうカップルになっていました。
 
冬の間だけ渡ってくる者たちも、繁殖の地を求めて自分が生まれた場所に帰っていく。
一つの場所で暮らすもの。低所から高所に移るもの。そして、遠く土地へ旅立つもの。
それぞれの生活の場所をもとめての大移動ももうすぐです。
 シメ
枯れた草むらからも春の息吹が聞こえ始めていました。
 カラスノエンドウ
じっと春を待つ者達の歌声が聞こえ始めるのももうすぐです。

■ウスタビガの繭
この前梢で見かけたウスタビガの緑色の繭をちょっとハサミで開けてみました。

結構固い繭はとても丈夫にできています。
これだけ頑丈でしたら、強風吹き荒れる森の中でもずーっと残るのも分かります。
中には脱皮したあとの蛹がひとつ、残っていました。