のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

小啄木鳥「コゲラ」

雑木林でコココココと小さな木を叩く音が聞こえてくる。
目を凝らすと小さな木続きが樹の幹を懸命につついています。

キツツキの仲間の足は対趾足(たいしそく)と言い、前2本後ろ2本となっていて木の幹をしっかりと掴み縦横無尽に走り回れるようになっています。
そう、止まるのではなく、垂直な幹やオーバーハングの枝の下をピョンピョンと走り回れるんです。
その姿はまさに神業です。

壁などを叩いて中が空洞になっていないか打音検査をして老朽化していないかを確かめたりしますが、キツツキたちは同じ要領でそれ以上の精度で打音チェックをして行き、本当にうまいこと隠れている虫達を探し当てます。
中に隠れている虫達にとっては、恐怖の音が聞こえてくる感じなのでしょうね。

あっちへちょこちょこ。
こっちへちょこちょこ。
愛らしい瞳がとても素敵です。