のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

踊り姫

小春日和のお日様は、ぽかぽかと地面を照らし春の草花が顔を出し始めています。
冬の間から咲き続けているホトケノザに続き、赤い芽を持つヒメオドリコソウがあちこちで顔を出し始めていました。
 
姫踊り子草と名付けられた小さな可憐な花が早春の野を、あかく染め始める頃、眠りから覚めた生き物が少しずつ見られるようになります。
厳しい季節を乗り切った物たちを解放するかの様に、小さな踊り子たちは歌を歌い笛を吹き鳴らして、まるでお祭りのお囃子のようです。

春の踊りを一目見ようと、渡りの途中であろう「ヒレンジャク」が立ち寄ってくれました。

鑑賞の合間の腹ごなしには、クロガネモチの赤く実った小さな実をついばみます。
たんと食べて元気に旅を続けるんだよ。

そんなささやかな光景を、山の山のお地蔵様はうれしそうに眺められていました。(^^)