春の遊山の楽しみは可憐な野花と出会うこと。
ワクワクの心を持って動いてみると、ちょっとした出会いが待っていました。
■バイカオウレンオオゴカヨウオウレン
去年、牧野植物園で初めて出会って、その繊細さに魅了されたバイカオウレン。
切り立った崖の縁に寄り添うように花を咲かせ、風に揺れている。
※バイカオウレンの花期は6−8月
オオゴカヨウオウレンは2−3月
→花弁状の萼の中央に筋が入り、長卵状楕円形。花弁は黄色で薄いヘラ状
繊細な細工の様に、触れると消え去ってしまいそう。
小さな小さな白い花。
■イワウチワ
今年はシャクナゲは裏年のよう。
堂満岳の尾根伝いは、イワウチワで満開です。
淡いピンク、濃いピンク。
蝋細工のような花びらは、春の光に解け出して、みんなを幸せ色に染めていく。
■イワカガミ
団扇と鏡。
まるで、天狗の神器のようですね。
小さなラッパ状の花びらを下から眺めると、結構迫力がありますね。
風にたなびくイワウチワに反して、屈み込んで、睨みつけつって感じでしょうか^^;
■ショウジョバカマ
くろんど園地で見かけるショウジョバカマと違って、武奈ヶ岳近辺では背が小さい。
それは、厳しい環境のせいなのか。
花も、線香花火を散らしたようにとても繊細な感じです。
雪が溶け、他の草が生い茂る一瞬の合間を縫って咲き誇る可憐な野花。
小さな小さな出会いが心をほっこりさせてくれます。