高台の上から眺める空が白み、少しづつ空が明るくなる。
そっと、抜け出して散歩に出かけてみようかな。
■夏の花
空に近い山間の地は、天からの恵みの水がわきだし、あちこちできらきらと輝き始めている。
オカトラノオの花がくるんとした尻尾みたいに巻いている。
色とりどりの花が山道に転々と朝露に濡れ輝き、いきいきと花開く。
畑のニンニクの花。
こんなに綺麗なんですね。
小さなとんがり帽子をかぶって可愛いね。
■遙かなる山なみ
「あそこの丘からは、源氏がだばが見えるんですよ。」
totikoさんに教わった場所まで行ってみる。
見える見える。
昨日通ってきた、四国カルストのなだらかな山並みが。
どこまでも続く山並みに、吸い込まれていきそうな気がします。
気温が低い高地だから、1ヶ月ぐらい平地から遅れて季節が巡っている感じがします。
本葉が開き始めた大豆は、ぱらぱらと降り始めた雨を一杯に受けて、空に向かってまっすぐに延びていく。
あおあおと、元気一杯に緑が花開く。
この道を通って、みんな小学校に通ったのかな。
さわやかなせせらぎの音、小鳥のさえずり。
早朝の気持ちのいい風景です。
あ、雨戸が開いた。
そろそろ、帰ろうかな。