木の国の里の夜明け
3000mの山々に囲まれた山深い木曽の谷間を雲海が埋め尽くす。
朝日を浴びて、神なる御嶽の山が黄金色に輝き始め、新たな出会いへの期待にみんなの胸が膨らむ素敵な光景が目の前に広がる。
さあ、今からあの頂を新しく出会った仲間とともに一歩一歩上っていくんだ。
期待に胸を膨らませ、田の原(約2200m)の鳥居をくぐり抜ける。
さあいくぞ!
唐松の林を抜け、ぐんぐんと高度を上げていく。
そう、御岳の田の原からの道は、頂上に向かって一直線に延びる男道。
話には聞かされていましたが本当にまっすぐと続いていく一本道です。
時間はたっぷり。
のんびり、確実に。
そして、楽しく足を踏み出していきます。
やがて、木々が低くなり、低木に囲まれる場所まで上り詰め後ろを振り返ると、そこには、中央アルプスの山々がくっきりと姿を現していました。
山容の向こうには、遠く富士山まで顔をのぞかせてくれている。
駒さんが、嬉しそう遠くの山々を説明してくれる。
いつかあちら側の山も登ってみたいなー。