のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

神戸ルミナリエ2013「光の記憶」

神戸ルミナリエを初めて訪れた。
静粛な賛美歌のような音楽が漂う中、暗闇の中にただよう、「光の記憶」

様々な記憶の想いが漂う神戸の町に、夜空の記憶が
ひとつまたひとつと集まってきて祈りの形を形作る。

人々はそれぞれの想いを持ち寄り、この場所に帰ってくる。  

その想いは、楽しい記憶だったり、悲しい記憶だったりすることでしょう。
でも確実に時は流れていく。
時間は流れ、人の記憶もまた流れていく。

悲しい記憶は、懐かしい記憶にいつ関わることでしょう。
そして、楽し・懐かしい記憶だけが残ることを祈ります。

出口はもうすぐそこにある。
そう感じます。

目を閉じると、鎮魂の鐘の音が聞こえてくる。

【作者からのメッセージ】
 忘れることのできないあの日。
 神戸に輝く光の星空は、かけがえない記憶のかけら。
 ぬぐいされない悲しみと未来への希望が、今も混在している。
 光は、記憶そのものだ。
 −ヴァレリオ・フェスティ 今 岡 寛 和−