満開にはまだ早かった。
また次回と思って、山を後にしたが、なんとうまいこと徳島→今治と出張が入った。
これは。
山神さまがおいでおいでをしているんだよと。
勝手にこじつけるしかない。
■何度訪れても。
何度訪れても、この地は不思議な魅力であふれている。
それは無数に掘られた人々が堀り続けた、何千何万もの穴から何かを感じるのかもしれない。
人を引きつける何かがこの地にはあるのだと思います。
暗闇の中から光を求めて年一回扉が開く、山神の祭りの時。
耳を澄ましてごらん。
聞こえてくるよ。
山神の歌声が。
地の底からわき上がるってくるよ。
長い冬が終わり、春がきた。
生まれ変わりの季節だよ。
衣替えの季節だよ。
草花が芽吹き。
木々が歌う。
天の川に通じる曙の光輝く一筋の道が天にむかって延びていた。
さあ、山の神様に会いに行こう。