■曙(あけぼの)
夜がほのぼのと明け始めるころ。
物事が新しく始まろうとするとき。
天の川の流れ着く、天辺の地。
山はまさに生まれ変わろうとしている。
人という神が作り出した一つの自然。
人は破壊と言うけれどそれもまた自然の営みの一つの現象なのかもしれません。
この世に、生き物が生まれ出てから、あらゆる者達が暮らし、好むと好まざるはあろうが、互いに関係をもってきた。
一方がいやだといっても、どうなるものでもなし。
そのものが、自らの欲望をみたすまで求め続けるのでしょうが、その結果を想像できるかどうか。
気持ちよく暮らしていくため、種が末永く暮らしていけるかを考えられるか。
そんなことが大切かなと、ふと思いました。
この目の前に広がる、曙の風景を眺めていると、いろんな物事も小さなことと思えてしまう。
ああ、帰ってきてよかった。