のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

芒種(ぼうしゅ)

「芒(のぎ)」とは、イネ科の植物の穂の先で、針のようにとがっている部分のこと。
穀物の種まきや麦の刈入れ、稲の植えつけに適した時期とされる。
一方で、そろそろ梅雨入りの報も聞こえる頃。雨空を見上げる日も増えてくる。

私市の村は、少し遅い田植えの時期と同時に梅雨入りとなった。
畦を刈り。水路を整備し。
田を耕し、水を引き込む。
人が何百。何千と繰り返していた営み。

しとしとと降る雨。
恵みの雨。
豊穣をもたらす雨。
天田の宮の神が、静かに見守ってくれている。