日本庭園というもの。
いや、庭園に詳しいわけではない。
特別好きというわけでもないが、なぜか心が落ち着く。
何事も学び、興味をもてば、世界は広がるのでしょうが、とりあえずは、
自然の山河をいつも身近に感じていたいと思う心を持っていれば、それだけで十分なんだと思います。
日本人に流れるアイデンティーティーなのでしょうか、
年齢を重ねてきたためか、最近特に日本の庭園はいいなと、しみじみ思う。
石塔の一つ一つも、積み重ねられた時をみてきた。
時が紡ぎ、絵を描く。
決して人だけでは作ることのできない何かがあるのでしょう。
誰もいなくなった庭園に一人たたずむ。
ここには、白い龍が住むという。
そっと目を閉じて龍に会いに行こう。