季節が変わるとき、植物たちには劇的な変化が起きる。
変化は苦痛を伴っているのか、それとも喜びに満ちているのか。
一切を無駄にしないよう、越冬にに必要なものを必死に体内に取り込み。
無駄なものが、外に出ていかないように、ぎゅーっと縮まる。
長年かけて身に着けた素晴らしい能力を駆使して、駆け足で冬籠りの準備する、
まるで、何かに急き立てられているように。
言葉では、言い表せない変化の色が溢れかえる森は、色のるつぼ。
色の魔法の呪文を唱えると、かわるがわる変化していく森の仲間たち。
そんな草木の中に寝転んで、天を見上げてみると、虹の架け橋がかかっていた。
どこまでも続く架け橋がかかっていたよ。