のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

じっと待つこと

冬、木々は夏の衣を脱ぎ捨て眠りにつく。
衣を脱ぎ捨てた跡には、小さな窓から外を見みる顔がのぞいている。

窓の中は暖かい暖炉があり、とても居心地がよいようです。
みんなにこにこ笑いながら、お話ししたり、お気に入りの本などを読みながら、春を待っている。

とんとんとん。
時折、つむじ風が戸をたたくと、家全体が風に揺れるが、春までいったん閉めた窓は開きません。

春が待ち遠しい。待ち遠しい。
みんなで春を待っている。