「くろんど」森を歩き始めた、雪のある日、冬の妖精に出会った。
何なんだろう、この美しい種は。
雪とともにふわりと舞い降りた儚げな姿に心奪われたれ
家に帰って図鑑をひっくり返したり、ネットで探してみたけれど名前さえわからなかった。
それから数年した冬のある日、また妖精に再会しました。
この時は周りをよく見てみると、あちこちにふわりふわりと舞い降りた姿が見られました。
これはこの周りにあるなにかから、生まれでているのは間違いないと思うが、よくわからない。
それから数年たったあるひ、持っていた図鑑の読み物を読んでいたら。
あ。
思い焦がれていた妖精の名前がわかった瞬間でした。
なんとその端は、つる植物のテイカカズラ
それでも、冬、たくさんの妖精を生み出すところは木の高いところにあり、見ることはありませんでした。
初夏の花
先日、くろんどを歩いていると、川の中で目の高さにある鞘が気になった。
あれ、なにか白いものが付いている。
なんだろうと、双眼鏡でよーく見てみると。
あ!
テイカカズラの種だ。
そうなんだ、夏白い花を咲かせたあとは、こんな鞘になって、妖精の種を育てているんだ。
また、新しい発見を楽しむことができた。
これだから、森歩きはやめられない。