小学校の夏休「自由研究」という宿題があった。
3年生か4年生の頃だったか、揚羽蝶の観察日記を付けたことがある。
庭の裏にあった、金柑の葉に産みつけられた1mm程度のまんまるな小さな卵を、イチゴかブドウのプラスチックの容器に入れて毎日にらめっこしていた。
しばらくすると、小さな黒い幼虫が出てきた。
薄い黄色いラインがおしゃれ。
そう、鳥の糞ににているんだと、何かの本に書いてあった。
本当にそうなのかどうかは、本人しか知らない。
=ちびっこ
観察をとづけていると、ある日、黒い衣を脱ぎ捨て、緑の洋服に変身してしまった。
=脱ぎ捨てた服
観察していないと、これが同じ蝶々の幼虫だとはたぶん分からない。
=キアゲハ=
指でつついてみると、オレンジ色の角を出して怒りを表す。
花を近づけると、結構臭いにおいがする。
この臭い、鳥は嫌いなのかな。
=アゲハ=
さあもう一回変身だ。
さなぎを探しているが、自然の中ではなかなか見つからない。
そりゃそうだよね。
簡単に見つかったら生き残れないか。
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