大阪と京都の真ん中ほど
そして奈良への街道も伸びる街道沿いに小さな小さな神社があり
毎年大切に育てられた稲が黄金色に輝くころ、五穀豊穣を祈る村祭りが開かれる。
天田の宮と名付けられた神社の南側に、小さく扇方に棚田が残っている。
都会の片隅で、すぐそこまで宅地が迫ってきているが、ここだけは別世界。
神様が身近に感じられる数少ない場所だと思います。
農耕は一人では難しい。
人々の互いの協力を必要とする営みだと思います。
機械の力を借りることが出来なかった頃は、その必要性も格段に高かったのだと思います。
一粒一粒は小さくても、たくさん集まればおなかを満たす大切なお米。
血となり肉となり、命となるお米は人々の心ををつなぐ接着剤でもあるのかもしれません。
都会の片隅に、小さな心のよりどころが、いまも息づいていることに感謝します。
「いただきます。」
「ごちそうさまでした。」
今日も美味しいお米を頂けることに感謝します。
※2016.10.15-16