のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

子守唄

 北国から初雪の便りが届き始めるころ、私市の里山は秋色の変化の時を迎える。

広葉の森は七色に輝く

360度の宇宙に囲まれたような不思議な感覚

くらくらと目眩がしてきた。

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全身を大空に向かってせいっぱいに伸ばし、太陽の光を沢山受け取った木々達は

最後の力を振り絞って、光を空からの光を自らの体内に送り出し

力尽きたものから、散ってゆく。

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役目を終えた者たちは、そっと地に舞い降り、こんどは大地に柔らかな

布団をかけ、沢山の生き物たちを北風から守ってくれる。

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素敵な夢が見られるように、木々たちはいろんな匂いも添えてくれる。

※桂の葉っぱはとても良いにおいがします。(^^)

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早くお気に入りの布団を見つけて、眠りにつこうね。

カサカサカサ、耳を澄ますと、布団の下でひそひそ話や子守唄が聞こえてくる。

季節は、ゆっくり眠りの季節に向かっています。

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