冬になり、雑木林のヤブが枯れてくると廃道となった谷をめぐりたくなる。
久しぶりに脇道にそれていまは誰も通らない廃道の谷をたどることにした。
実は、国土地理院のちずにはこの道がまだ点線で書かれているのですが
倒木や台風による土砂崩れなどで、年々荒れがひどくなってきています。
去年は忙しくて来れてないから、2年ぶりに辿ることとなる。
やっぱりだいぶ荒れています。
里山は人とは切っても切れない関係が出来上がっているのですね。
家と一緒で、人が入らなくなり一気に雰囲気が変わってきます。
あ、イノシシの足跡かな。
最近、くろんど園地のあちこちでイノシシが地面を掘り返しているのを
見かけます。
ここ私市でも、獣と人の境界が近くなっているようです。
少しゆくと、谷はイノシシの沼田場(ぬたば)となっていました。
なんだか、獣の匂いに囲まれた
急にあたりが暗くなったような気がする。
少しこわい。
こそこそ、ざわざわ
足早に、 この場を駆け抜ける。
振りむいたけど、そこには誰もいなかった。
でも、猪鍋って美味しいんだよなー