薄暗い照葉樹の森を歩いていると、時折はっとするほど美しい小さな蝶がひらめくことがある。
鮮やかな紫色の羽を持つ、ムラサキシジミとムラサキツバメです。
今回であったのは、羽の下側に突起がないのでムラサキシジミ
羽を閉じると薄暗い闇にとけ込んでしまい、目立たなくなるけれど
羽を広げた瞬間ははっとするほど美しい。
夏の艶やかな蝶達とは違う、シックな衣をまとった蝶です。
小さな卵はカシなどの葉の裏に産みつけられていた。
ムラサキシジミや、ムラサキツバメはともに成虫で冬を越す。
葉っぱの裏などでじっと寒さに耐え
小春日和のときに、たまに姿を現してすてきな踊りを舞い楽しませてくれる。