春、サルトリイバラの透明感のある素敵な花を見つけて以来、とても気になる存在になっていた。
さわると痛いトゲは、忍者がお城に忍ぶときに使う、投げ縄のよう。
クキクキとトゲと、トゲの横に延びるツルの二つの道具を巧みに使い、
空へ空へ登っていく。
高知では、柏餅を「しば餅」といって、サルトリイバラの葉っぱで包むという。
柏餅をくつるよ!とお母さんがいうと、子供たちは野山にサルトリイバラの葉っぱを摘みに行ったといいます。(かずひろさん談)
【tochicoさんの写真(^o^)】
おもしろいなと調べてみると、やっぱりいるんですね。
全国の呼び方調査を調べている人が。
かしわ餅、柏餅、しば餅の葉は何か? | 広島の植物ノート 別冊
現在私の住んでいる関西では、柏の葉っぱ(ナラガシワ)と
サルトリイバラが混在していて、西日本は、ほぼサルトリイバラで包むとのこと。
【tochicoの写真(^_^;)】
小さい頃住んでいた広島は、サルトリイバラだ。
子供の頃なので、餅にばかり目がいって、包んでいるカシワの葉っぱにはあまり興味がなかったのでしょうね。
ちなみに、カシワ=蒸して包む葉っぱ、かしぐ葉っぱ
しば餅=芝刈りの場所にある葉っぱで包むのでシバ餅
なんですって。
夏の終わり、サルトリイバラは、青々とした実をつけていました。
これから秋にかけて、きれいに染まっていくのを楽しみにしています。