私たちの主食である米を育てるには、八十八の手間がかかっていると言われる。
苗代に籾を巻き苗を育てる。
田起こしを行い、水を張り田植えの準備をする。
まだ手植機が普及していなかった子供の頃、家族総出の田植えが懐かしい。
そして炎天下の草取りや、水の管理と手塩にかけて育てる。
百姓にとって、一粒一粒の米がかけがえのない我が子と同じ大切な一粒。
もう数年前に他界した祖父が一粒一粒を大切に扱っていたのを思い出し、ご飯は一粒残らず大切にする気持ちが今でも強い。
秋雨前線が停滞し、天田の宮神社界隈の稲刈りも停滞したまま。
秋の日差しが恋しい今年の天気。
ほだぎにかけた稲もお日様が待ち遠しい。
米は光り輝く命の種
私たちの血なり肉となる。
命を頂き命をつなぐ大切な種。
今日も、感謝を込めて大切にいただきます。