のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

雪の雲辺寺「五百羅漢」

空海という人はどんな人だったのだろう。
人間の能力、可能性はどれだけ広いのだろう。
私たちの今と同じ人なのに、とても大きな存在に思える。

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雪の山道を上りながら二時間強、そろそろだよ。
先行する和弘さんがつぶやいた。

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なんだこれは。
今も昔も同じ時間なのに、目の前には、空海が生きた時代と同じ
濃密な時間が流れていた。

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◆五百羅漢のこと

釈迦が入滅したのち、弟子たちが集まり釈迦の教えを広める為、仏典編纂を行った。
この会議に集まった500人の人々を五百の羅漢としていつしか崇拝されるようになったと伝えられているとのこと。

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空海が初めて唐に向かった時、嵐に会い船は難破、漂着した福州長渓県赤岸鎮での
五百羅漢院の五百羅漢を模して造られたという。

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それぞれの羅漢は何を考えながら修行をし、何を求めていたのだろう。

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雪がしんしんと降り始めた。
この雲辺寺の山で、これからも人と釈迦をつなぐため、遍路人をやさしく迎えてくれるのでしょう。

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