四十数年ぶりの寒波だと騒いでいた。
確かにいつもとは違う寒さだ。
でも今は大寒、一年で一番寒い季節
そうだ、私市植物園のシモバシラが花をつけているかもしれない。
いてもたってもいられなくなり、出社を遅らせることにした。(^_^;)
セコイヤの森の池の薄く張った郡の下では大きな鯉がじっとして
お日様が当たり始めるのをじっと待っていた。
バリバリ、バリバリ
霜柱を踏みながら、シモバシラの草がある場所を目指す。
■シモバシラ
シソ科の多年草で、冬枯れた枝から水分を放出し美しい白い衣をまとう。
関東以南の本州から九州の低山の森林内に生える。
あ!
小さいけれど、出来ている!
小さな声でつぶやいてしまった。
前から出会いたいなと思っていた美しい妖精がそこにいた。
今日はいいことありそうだ。