のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

第七十一候:水沢腹堅(さわみず こおりつめる)

四十数年ぶりの寒波だと騒いでいた。
確かにいつもとは違う寒さだ。
でも今は大寒、一年で一番寒い季節
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そうだ、私市植物園のシモバシラが花をつけているかもしれない。

いてもたってもいられなくなり、出社を遅らせることにした。(^_^;)

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セコイヤの森の池の薄く張った郡の下では大きな鯉がじっとして
お日様が当たり始めるのをじっと待っていた。

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バリバリ、バリバリ
霜柱を踏みながら、シモバシラの草がある場所を目指す。

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■シモバシラ

シソ科の多年草で、冬枯れた枝から水分を放出し美しい白い衣をまとう。

関東以南の本州から九州の低山の森林内に生える。

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あ!
小さいけれど、出来ている!
小さな声でつぶやいてしまった。
前から出会いたいなと思っていた美しい妖精がそこにいた。
今日はいいことありそうだ。

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