両親が元気なのをいいことに、気になりながらも、何かと忙しく(仕事に・遊びに)、2年ばかり顔を見せていなかった気がする。
すこし時間ができたので出張帰りに、帰省することにした。
この町に帰ってくると、いろいろな思い出が湧き出してくる。
故郷とは、人の記憶とつながっている場所のようです。
そうだ、急ぐ旅ではないし、途中下車して。みんなだいすきな福住のフライケーキを買って帰ることにしよう。
ここ、福住のフライケーキは、母の娘時代から変わらぬ味。
映画を見て、フライケーキを頬張って帰るのが楽しみだったという。
もう60年以上昔からあるということになる。
記憶には無いけれど、曾祖母にあやしてもらっている写真。
祖父に乗せてもらったバイクの爽快さ
祖母と一緒に見て笑ったテレビアニメ
本の楽しみを教えてくれ、何にでもチャレンジすることを進めてくれた母
叱られた記憶はなく器用になんでも作り、アルバイトに連れて行ってくれ、何かとカバーしてくれていた父
思えば、本当に幸せな子供時代を過ごさせてもらったと今更ながら思います。
人は、多くの人に目をかけられ、かまうわれるほどに、いろんな感受性を養うことができるのではないかと思う。
かまって、かまわれて。
人と人はつながるんだろうな。
少しの滞在だったけれど、元気を沢山貰った気がした。
帰ってよかった。