土佐の友との出会いは、このバイカオウレンで始まった。
5年前の2月、初めて猿板のみなさんとの繋がりが始まった時
初めて連れて行っていただいた場所「牧野植物園」の入り口で、出会った一輪の花。
何という名前なのですか?
牧野先生がとても好きだった花で、シコクバイカオウレンって言うんですよ。
こんなに繊細で、可憐な花があるんだ。
なんだかそんなことを思った記憶がある。
あれから、足を踏み入れた山の懐で、出会う野草たちの魅力に取り憑かれたのかもしれない。
人知れず花開き散っていく。
まったく知らずに過してきたことにとても驚いた。
四季を通じて野山を歩くようになると、すぐ裏山にも、今まで知らなかったのは野花や生き物とたくさん出会えるようになった。
今まで、何を見ていたのかと思うほど。
すべてはバイカオウレンとの出会いから始まったような気がします。