のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

ケヤキザコ遊山「河童予報」

春に続いて、今年2回目の土佐訪問は、すこし甘えさせていただいて

前日の夜間入り。

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のろさん、稜線はやめた方が良さそうだよ。
四国の山域、特に西熊山域の天気はほぼ予想できるといい、いつもぴったりで、びっくりする河童天気予報は、現地での経験と天気図の確認の積み重ねで出来上がっている。

この太平洋にある台風が前線とぶつかって東に行くか、西に行くかによって大きく天気は変わるが、たぶん東に行くだろう。

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この低気圧がゆっくりだと、明日は曇りで稜線は雲の中が予想されるんだ。
さあ、どんな景色が待っているか。
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朝、向かう山里は、晴天
山里はこんなに晴れているのに。
今から曇り?
稜線は雲?

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林道脇に車を置き、ゆっくりと、森に入っていく。

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あ、西に来た。

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二時間ほど歩き、谷に下る頃になると、稜線が雲に覆われ始めていた。

こりゃ、稜線にいる人は大変だわ。
私たちが今日向かうのは、あの稜線の右側の下、あたりかな。
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今回の遊山は春に訪れて、ぜひこの場所で過ごしてみたいと願っていたケヤキザコ
雨は降らないが空は曇ってきた。
うろうろするより、今日はもうここでゆっくりしましょうか。
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荷を下ろし、気温が下がってくると徐々に雲が下がってきた。

夕方の天気図は、徐々に低気圧が前線を押し上げてこちらに近づいていた

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このとき、森は稜線の雲が少しずつ降りてきて、周りを取り囲み始め、時折、ポツリ、ポツリと雨粒が降り始めた。
さあ、どんな夜が待っているかな。

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お、東に抜け始めたころ。

空にはまん丸なお月様が顔をのぞかせた。

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河童天気予報、大当たりです!
空を見上げて、気温を感じで空気の流れ風の流れを感じながら、天気図と見比べてみると、なるほどなるほどです。

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少しづつだけど、のろ予報が出来るようになりたいな(^_^)

あ!

風が吹き始めた。