さあ、薪は沢山あるぞ。
森での一夜には焚き火が欠かせない。
ちっちゃいころは風呂焚き当番でねー
風呂の焚き口が遊び場だった。
薪を割ったり、大きな釘を探しては真っ赤に焼いて金槌でたたいて刃物を作ったり。
楽しい思い出がいっぱいです。
まず、お湯でも沸かして、コーヒーでも飲もうか。
ゆったりした時間が流れゆく。
火は人を虜にした。
このにいる三人も、例外ではなかった。
そして、人は火を使うことで、人となった。
熾火が出来たら、飯を炊いておこう。
山のお父さんに習った飯の炊き方だよ。
重しを乗せて、頃合いを見て熾火の上にちょうどよい小枝で火を強める。
ゆっくりと、時は流れ、帳が降りていく。
このひとときが好きだ。