今通っている電車の中から見える風景
なんとなく気になっていた
この川を伝って歩いていくと、どこに行くのだろう。
ある日の休日のこと、とことこと、川を下っていくことにした。
土手には、いろんな木々の種が流れるつき、様々な木が生えていた。
川に流され、人に切られながらも、元気に成長している。
自然に生える木って強いなー
暫く歩くと、大きな銀杏の木が見えてきた。
少し寄り道をしてみようかな。
横道にそれ、小さな集落の中を通り過ぎる。
その寺は、屋根が崩れ、少しづつ朽ち果てようとしていた。
かつては、多くの人が個々に集う場所だったのでしょうが、いまはひっそりと
集落の片隅で、最後の時を迎えようとしていた。
艶やかな銀杏の樹が、寂しそうに、はらはらとと葉をちらしていた。