のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

新年の武奈ヶ岳「山眠りに入る」

「山眠る」という俳句の季語があるが、冬の山に入ると、まさに、山が眠っているということを実感する時がある。

何も考えずにただ森の中に佇み、じっとしていると、感じる心が敏感になるのかもしれない。

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色とりどりで賑やかで、生命に満ち溢れていた世界が、日一日と色を失っていく

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徐々にまぶたは重くなり、次第に呼吸が浅くなる。

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 いつしか呼吸の音も聞こえなくなり、あたりは 静寂が訪れる。

山が眠りにいたのだ。

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