のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

御嶽山「溶岩流を遡る」

御嶽に行ってみよう。

振休が取れた平日の金曜日

「あいていますか?」御嶽の山小屋に電話をしてみた。

名古屋から、御嶽まで約160km

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休憩がてらに、小坂の駅を覗いてみると、ここが御嶽の登山口の駅とある。

道路が整備されていない一昔前は、電車を乗りついて山に向かった。

今と比べ物にならないほどの労力をかけて。

何かが人をこの場所に引き付ける。

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 ごとんごとん。

顔を上げると、二両編成の汽車が走り抜けていった。 f:id:noronoyama:20210613171925j:plain

 

おいかけるか。

高速に乗れない125CCのハンターカブだと大体4時間ぐらいというところ。

阜側の登り口「濁河温泉(にごりご)」から登る、「飛騨小坂口登山道」を目指す。

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今回訪れる、飛騨川には日本最大の溶岩流の跡があるという。

御嶽火山は、溶岩流などの噴出物がつぎつぎと積み重なり今の姿になっているという。

そして、今から約6万年前に摩利支天山から流れた草木谷溶岩流が、兵衛谷を覆いつくしながら、15kmもを下り降り、巌立付近までゆっくりと流れ下ったという。

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この谷を下った、5万年前の溶岩流を想像しながら、目指す「飛騨頂上」に建つ「五の池小屋」を目指す。

谷の向こうに、目指す山が見えてきた。

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