のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

雨大好き

朝からしとしとと降り続く雨の週末。 合羽をはおり、初秋のくろんど散歩に出発です。 沢沿いの道を行く、尺次の谷は雨の中生き生きと動き回る生き物たちであふれていました。 突然の進入者に驚き、沢ガニがかさこそと逃げまどいます。 ごめんごめん。 雨が大…

セイタカアワダチソウ

「きれいだね」って言われることがない(と思う)悲しい花。 花粉症の原因だとか外来種とか、いろいろ言われる嫌われ者。 ただ、少し、生命力が強く、管理されなくなった畑や、荒れ地が増えてきて 居心地のいい場所が増えただけ。 秋風の吹くころあちこちの…

視点

十三夜の月 旧暦九月十三日を十三夜と言う。 今まで気にしていなかったのですが、なぜか今年はこのことを耳にする機会が数度あり 十五夜のほかにも、栗名月があるんだと言うことがあるんだと知りました。 ほんの少し満ち足りない月に美しさを感じる心を持っ…

ゆっくり待ちます

一緒に数々の思い出を刻んできた靴。 相棒となったのは、二十歳の頃だっただろうか。 この靴とともに、バイクで全国を旅した。 野山を歩く為、もう少ししっかりとした靴が欲しくなった。 ちょうど、東京に出かける機会があったので、河童さんお勧めのゴロー…

三嶺遊山「河童流」

■めしを炊く やっぱり飯盒飯がうまい。 私の大好きなすき焼き後のぶっかけ御飯まで出来てしまった。 この、飯盒の蓋にクルクルっとまいたタオルマフラーを挟みこむのが河童流。 圧力釜の原理ですって(*^_^*) ちなみに、翌朝には、河童流雑炊になる。 これま…

三嶺遊山「魔法の粉」

衣替えの季節を迎えた三嶺の山。 昼間は半袖でも気持ちがいい気温ですが、夜には0度近くまで気温が下がりました。 この朝晩の気温差を感じて、木々は葉を落とし冬の準備に入るため衣を脱ぎ捨てます。 その過程でとても不思議な化学変化が起こります。 ■標高…

三嶺遊山「思い」

■好きなこと 一歩一歩足を前に出しゆっくりと時間を忘れて歩くこと。 五感をとぎすませて歩くこと。 沢山の物事に興味を持つようにすることを心がけて歩くこと。 大きな目と控えめな小さな気持ちで歩くこと。 そんな散歩が私は好きです。 ■自分で考えること …

三嶺遊山「くりかえし」

今夜の寝床を天空の楽園と決め、河童さんのお気に入りの場所に天幕を張り静かに流れる時を感じる。 日が落ちるころ、楽園には雲がわく。 それは遙か昔からの繰り返されてきた神の法則。 振り返り周りの山々を見渡すと、私の立っている場所と同じように。次々…

三嶺遊山「大空に乾杯」

期待を胸に早朝の高知駅を出発。 物部村にさしかかる頃、不思議な形の山と出会う。 突然視界を、通り過ぎる鳥。 今日は何か不思議な体験ができそうな予感がする。 ■鳥になれたら 自分の翼で大空を飛ぶことができたなら、どんなに素晴らしいことでしょう。 雄…

三嶺遊山「秋色」

小学2年生の秋。 大山の山小屋で初めて迎えた紅葉の美しい光景はいまでも忘れられない。 それから数十年、今回は土佐の友と二人、秋色の山に向かう。 色好き始めた黄色や赤の葉が、まだ緑色の残る地面にひらりと舞い降りる。 あこがれの三嶺に向かう道は秋…

三嶺遊山「河童に魅せられて」

底知れぬ魅力を持つ妖怪「河童」の魔力んに絡み取られ、 今年4回めの土佐入りとなりました。 1年前には、まさかこんなことになるとは夢にも思いませんでした。 ブログ”猿板”で次々と魅力的な世界観と、メッセージをこの世に送り出していらっしゃる河童さん…

秋祭り:祈る

今年も村のあちこちで柿の実がたわわに実りました。 秋の実りを喜んでいるのは人間だけではないようです。 多くの生き物たちが厳しい冬を迎える準備に忙しい。 今年一年の豊作を神に祈り感謝し、喜びを分かち合う。 自宅の庭に植えた柿も10年が過ぎ、今ま…

村祭り:根を下ろすこと

秋祭りに参加するきっかけとなった子供会。 7年前、子供会の役員を引き受けたときにさかのぼります。 秋祭りの担当は大変だと聞かされていたが、迷わず手を挙げた。 祭りの準備を通して沢山の方々の協力があって初めて出来上がっているのだと実感しました。…

村祭り:思い出の種

夏が終わる頃、毎年秋祭りの奉納行事の練習開始のお誘いが来る。 小さな思い出の種が大人になった時、花開き大切な思いに気づく事が出来ればこんな幸せなことはないと思う。 小さい頃、秋祭りの笛の音と、太鼓の音が鳴り響き、楽しい仲間と一緒に毎晩練習し…

村祭り:変わること

生駒山地の山裾の小さな村にも、都市化の波が押し寄せ、年々田畑が減り、住宅が増え、人々の交流が少なくってなているように感じます。 昔は、村々のだんじりを多くの村人たちが力を合わせて引き合っていた。 今では、私市と森の両氏子が天田神社境内で引き…

祭りの跡

この土日に、楽しい秋祭りが開かれました。 祭りの翌日夜の境内。 名残を惜しむかのように、提灯が掲げられています。 空を見上げると月もなく、星が綺麗にまたたいています。

忘れていた感覚

朝早い東大寺の境内は、昼間の喧騒がうそのようにひっそりとしています。 今年3回目の春日原始林の散歩にやってきました。 古木のシルエット。明るい光の中ではとても素敵なのですが、暗い夜に一人でこの道を通ると、大きなお化けの木が襲ってくるような感…

食欲の秋

秋刀魚が食べたい。 それも七輪で、もうもうと煙を上げながら焼ける秋刀魚が食べたい。 突然そんな気分になり、七輪を取り出し秋刀魚を焼きました。 子供のころは、風呂を沸かす薪の炭を消し壺にいれておいて、よく七輪を使っていましたが、 少しの燃料で料…

朝日と夕日

秋は深まり、だんだんと夜が長くなる。 そして、朝日が昇る時間が遅くなり。夜の訪れは早くなる。 特別早く起きなくても朝日と出合い。家に帰りつくまでに夕日に出合う。 朝夕の光の光景に出合うことが増えました。私達の回りに空気のように無意識に存在して…

畦道の宝石

黄金色に輝くあぜ道は、人の手によって、定期的に草刈りされたり、焼かれたりする。 生きていくにはとても厳しい場所といえます。 そんな厳しい環境の中、小さな命はきらきらと輝いていました。 田圃と畦の境目や地にへばりついて、草刈りを切り抜ける。 そ…

ゆっくり歩くと

何時も通勤で足早に歩き抜ける道。 気になることがあっても、立ち止まってゆっくりと眺めるゆとりがない。。 休日の朝、ゆっくりと歩いてみるといろんなものがみえてくる。 屋根の上からちょこまかと忙しそうねと覗きこむスズメさん 今日は、こちらから見ち…

私達の生活に無くてはならない主食「米」 生まれた時から食し。 他の穀物では物足りなさを感じる不思議な食べ物。 日本人と切っても切れない穀物です。 今年も、無事収穫を迎えることが出来ました。 水の神、山の神、田の神、風の神 本当にありがとうござい…

小さな思い出

小さな愛らしい子供たちの声と、みんなの笑顔があふれた運動会。 村の子供達が集う「あまだのみや幼児園」は、かつて神社の境内にあったとのこと。 日頃静かな境内も、今日一日は賑やかな歓声に包まれます。 思えば、神社って村の寄り合いの場所だったのでし…

雨に濡れた花々

からっとした青空に映えるコスモスもすてきですが、 雨に濡れ頭を垂れる姿も魅力的ですね。 涼しくなるこれからの季節は雨の散歩がますます楽しくなります。 先日、魅惑的な姿を見せてくれた夜咲き睡蓮。 今は外側の花びらがパラリと開いています。 衣を脱ぐ…

楽しい雨の植物園

昼過ぎになると雨風ともに強くなりはじめましたが、そんなにひどくありません。 となると、家に閉じこもっている理由はありません(^_^;) 雨の私市植物園を見に行こう。 10月に入り気温もめっきり下がってきたので、合羽を羽織っても 汗をかかず、逆に雨が…

雨の合間のくろんど散歩

台風が近づき、降ったりやんだりの天気の週末。 朝目が覚めると小康状態になっていました。 台風が近づくき、近畿地方が本格的な雨になるのは昼からとの天気予報。 霧が霞む美しい森を楽しみにくろんど散歩に出かけます。 道端の畑に植えられた韮の花が満開…

出合い(やまどり)

出会いは突然にやって来ます。 台風が接近した週末の朝、くろんどの山道を歩いていると、突然目の前を通り過ぎたその影がいる。 その鳥の名は「やまどり」 素敵な色をした羽を身にまとい、その凛とした姿は山の王様のよう。 山里近くに住み、古来より里人と…

お月さまに会えた

夜半過ぎには風雨も止み窓の外には静けさが戻ってきました。 ふと目が覚めると、障子を通してうっすらと月明かりが差し込んでいました。 窓を明けると、うす雲の向こうにまんまるのお月さまが姿を現していらっしゃいました。 どんどんと雲が流れていきます。…