のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

カタクリの友達

春に可憐な姿で目を楽しませてくれたカタクリは今、零れ落ちそうな子供を生んでいました。 種子に付着している、エライオソームには脂肪酸や高級炭水化物などが大量に含まれる。アリがこの成分に誘発され、種子はアリの巣がある遠くまで運ばれるとのこと。 …

草むら

沢山の虫達がお互いに牽制し合いながら、当たりを伺っています。 上下挟み撃ち 夏の終わりには、森のあちこちで沢山のクモの巣を張る、女郎蜘蛛のの子供でしょうか? 草むらは、弱肉強食の縮図。 肉食性のサシガメが、カイガラムシの様なものを、捕まえてい…

くろんどの湿地

この場所を初めて訪れた数十年前の夏の朝、宝石のように小さく綺麗で鮮やかな赤色をした「ハッチョウトンボ」に出会い、ドキっとしたのを思い出し、くろんど園地キャンプ場近くの「八つ橋」を覗いてみましたが、残念ながら再会はでき ませんでしたが、 この…

さわたりの路

府民の森「くろんど園地」 くろんど園地、谷間の道の中で特に好きなのが、この「さわたりの路」です。 明るく開け、小川がゆっくりと流れる路には、オオルリの声が響き道行く人を、楽しませてくれます。 渓流沿いに、キツネノボタンがそっと、落ちていました…

梅雨散歩

捩花の巻は左巻き、右巻きが混在すると教えていただいた。 さて、ヤマフジは、右巻き?左巻き? サルトリイバラは、棘と巻きひげで絡んでいくんですね。 蔓植物を見ていると、様々な作戦で、上へ上へと一生懸命伸びて行こうとしている姿に見入ってしまいます…

草原の物語

草原に、私の好きなネジバナがポツリと咲いていました。 とんがった矢じりのような、キリッと背筋を伸ばしたような凛とした姿。 そして、下から上へ上へと順番に小さな花が開いていくネジバナに何とも言えな い魅力を感じます。 満開だったシロツメクサの花…

水辺の物語

トノサマガエルが、「今日も来たんか」といってくれた気がしました。 門をくぐると水辺の世界がまず迎えてくれます。 色とりどりの、蓮の花が咲き始めました。 蓮の花を見ると、まだ小さな子供の頃に、年に数回訪れていた、山口県の田布施付近に広がる蓮畑を…

雨に濡れる室生寺

多くの人々を魅了する室生寺。 一度訪れてみたかった芭蕉。所要が終わった夕暮れに訪れることが出来ました。 人影まばらな、雨の太鼓橋を渡り境内に向かう。 仁王門側の池では、モリアオガエルの卵が雨に揺れていました。 モリアオガエルの卵。触ってみると…

霧に煙る青山高原「奥山愛宕神社」

伊賀地方に所用があり、台風あとの梅雨前線が活発になり始める中、早朝に出発 し、青山高原を散策しました。 青山高原には、全国でも有数の風力発電の地に成っているそう。 このように間近で風力発電を見上げる初めての体験。 色々な自然エネルギーの活用が…

蝶がいっぱい

蝶がいっぱいです。 ヒメジョンがあちこちの道端で風に吹かれ、多くの蝶が集まり、思わず「わー!、蝶がいっぱい!!」と叫んでしまいました。 春からよく見るベニシジミ。愛らしい姿と綺麗な紅色に惹かれます。 昆虫図鑑と図鑑とにらめっこして、あれかな?…

花と遊ぶ

ツチアケビ 不思議な植物にまた出会いました。 薄暗い林床にツチアケビの花が咲き始めていました。 秋になると、大きな真っ赤な果実が出来るという。 蘭科の腐生植物で、光合成をせず、養分は共生菌に頼っているそう。 キミガヨラン 私市の駅にも植えられて…

十薬(ドクダミ)

列車も風で止まり、遠回りで早々に帰宅しました。 台風が近づいてきています。 自然の前には、生き物はじっと身を縮め、通りすぎるのを待つしか無いのでしょう。 無事通りすぎてくれることを祈っています。 植物の名前とともに、由来や人との繋がりを調べた…

雨上がりの木漏れ日

早朝まで降り続いた週末の雨も朝方に上がり、早朝の植物園には、木漏れ日が降り注ぎ始めました。 檜の若々しい実が朝日に照らされキラキラと輝いて素敵です。 羊歯の美しい回廊で、ほのかな風に吹かれながら 雨上がりの紫陽花を静かに楽むことが出来ました。…

早起き

日が長くなり、気持ちのよい早朝散歩が出来るようになって来ました。 出勤前。涼しいうちに畑の手入れをほんの少ししておくと、とても気持ちがいい。 GWに植えつけたキュウリの収穫が全盛期を迎えた頃に、種をまくと、8月にもキュウリが楽しめるよと、隣…

梅雨の休日

本格的な梅雨の週末。くろんど水練池で、雨の音を聞きながら、ゆったりとした時間を過ごすことにしました。 人影もなく、ひっそりとした雨の水練池。時折強く振り付ける雨音が耳に心地よく響きます。 東屋に一人陣取り、乾杯!(私も恵比寿さんを応援しよう…

お気に入りの場所で

月輪の滝を下り、吉向窯の少し下流側に、静かな時間を過ごしたい時に訪れる、 お気に入りの場所があります。 冬の間、のんびりと本を読んだり昼寝をしたり、鳥の声を聞いたりした場所は、草で覆われ、虫達の楽園になっていました。 ヘビイチゴのてっぺんでお…

初夏十字花

初夏の植物園。セコイヤの根本に十字花が咲き誇っています。 セコイヤの道 十字花。強烈な匂いのする十字花。しかし、人それぞれ色々な思い出のある花と聞きます。 私は子供の頃、ブトに刺されると、差し口が膿んで熱を持ち、学校の椅子に座れなくなるほどで…

田を満たしていく水

むろいけ付近から流れ出た命を育む水が、谷を下り次々と田を満たして行きます。 満たされた水は、様々なものを写し取る、命の鏡のようです。 爽やかな初夏の風が吹き抜けていき 一羽の鳥が、生きる糧を得ようと真剣な眼差で一点を見つめています。 今日の晩…

水の湧きだす地「むろいけ」

生駒山系北部に位置する室池。 いにしえの昔、冬に出来た氷を氷室に保存し、嗜好品として天皇に献上。その後、明治期まで脈々と利用されてきたとのこと。 今では、その役割も終え「緑の文化園」として、人々の憩いの場になっています。 室池付近から湧きでた…

おてんとさま

野菜を植え付けるとき。お天道様と相談しながら植えつけるようにしています。 植え付けは、大手術と一緒と、先生から教えて頂きました。 うまく、夕方から雨が降り始め、敷き詰めた藁が水分を保ってくれます。 楽しい夏野菜の季節が始まりました。 キュウリ…

いとう写真館

■植物園で会いましょう byいとう写真館 図書館に気になるポスターが掲示してありました。 私市値植物園で、記念写真を撮っていただけるようです。 みなさん、いろいろな想いをはせながら、足を運ばれているようです。 にこやかに笑っている幸せそうな写真ば…

初夏の紅葉狩り

梅雨に入りました。 梅雨の雨は、様々な生き物たちにとって恵みの雨ですが、近年豪雨のニュースが目立ちます。 ほどよい梅雨になるといいですね。 私市植物園では、初夏の嵐に葉っぱが沢山落葉していました。 落葉の中には、紅葉したものがあります。夏紅葉…

夏がくる

植物たちは環境により巧みに住み分けていると聞きます。くろんど森ではどうでしょう。■尾根 細い幹を揺らすと葉のかすれる音がそよそよ〜と響く「ソヨゴ」 くろんどの森にはソヨゴの木が多くあり、冬になると、あちこちに赤い実をタワワに実らせた姿が目立ち…

小人の目線

一週間空いたくろんど散歩。 畑での一仕事を終え、期待に胸を膨らまzせながら出かけることにしました。 どんなふうに変わっているのかなと期待しながら、住宅地を抜け土生川沿いを歩き始めます。 このルートは、谷川沿いの林道に草が生い茂り、沢山の昆虫が…

色とりどり

■色とりどりの絨毯 水辺の花達で楽しんだ後、樹木園ゾーンに向かう小道には、赤い絨毯が敷き詰められています。 ベニハスモモの落ち葉でした。 通り抜けるのに、リッチになった気分です(^_^;) 赤い絨毯 あれ、今度は雪が降っている。なんだろう??? 廻りを…

水辺の花まっさかり

初夏の植物園は、水辺の花が真っ盛りです。 朝開き、夜にはしぼんでしまう色とりどりの水花達が咲き誇ります。 アサザ■水の和菓子 一輪咲きのヒツジグサは、葉と一対一なんですって。 なんか、美味しい和菓子のようです。お茶が欲しくなってしまう(^_^;) ヒ…

アザミ

この休みで、私市村の田にも水が満たされ、夜はカエルの大合唱。 子供の頃の田植えが思い返されます。田の畦に残されたアザミは、ポツンと寂しそうです。 近づいて、覗いてみました(^^♪ トンガリトゲトゲの花ですが、不思議と惹かれ、とても好きな花です。 …

【土佐の友と共に】再会

夢の森を後にして、河童さんのご好意に甘え、ジムニーを借り、太平洋を見渡す、仁淀川河口を散策することが出来ました。 それぞれの時間を過ごす生き物たちを眺めながら、遊山の一時を思い返す一時。 本当に幸せな時間を過ごすことが出来ました。 河童さん愛…

【土佐の友と共に】行ってきます。

ヌル谷のナロ。三嶺の懐に神が作りたもうた、奇跡の地。 ナロとは平坦な場所とのこと。急峻な山の一角にそこだけなぜか現る場所。 谷の片隅で、ひっそりと咲き乱れる花々 普段は暗い森でひっそりと生えているギンリョウソウ。 こんな所にも生えていたんだね…

【土佐の友と共に】経験を学ぶということ

「のろやまさんは、野宿したことありますか?」 「いいえ、テント泊しかありません。」 この言葉から、森の野宿が始まりました。 十八の春、初めて一人で夜を過ごし夜、天幕の中で一人寒さに震えてい た^^; 「初めて山に入る方には、どんな防寒対策を準備す…