のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

季節はめぐる

1月は「行く」と言いますが、あっという間に過ぎ去った気がします。 ついこの間まで、お正月気分だったのに本当に早いですね。 梅の蕾 森の林では、カワラヒワが群れを作っていました。 群れを作って集団で過ごすのは冬の間だけ。 種によって、群れを作るも…

冬の昆虫

冬の森はとても静かで夏の間あれだけいた昆虫たちはどこに行ったかと思うほどですが、 よーく目を凝らして歩いていると、時折昆虫たちが姿をあらわしてくれることがあります。 そんな昆虫達の少ない季節に花を咲かせる数少ない植物に、天狗の団扇の葉っぱの…

満月の初雪

仕事帰りの休日の午前様。電車を降りると薄っすらと雪が積もっている。 私市では、この冬の初雪です。 犬ではないですが、思わず飛び跳ねてしまいます。 頭上には旧暦では最後の満月が空に浮かび、白い地面を明るく照らし 街頭もいらないくらいに明るく景色…

私のSens Of Wonder

先週、河童さんのブログで登場したSens Of Wonder. レイチェルカーソン著「Sens Of Wonder」 この一冊の本との出会いから、私の自然への好奇心が解き放たれた気がします。 この本と出会ったのは、もう20年数年ほど前になります。 そう。 今住んでいる、く…

おもてなしの国

なにもない。でも光がある。 「県庁おもてなし課」はフィクションですが、高知県庁に「おもてなし課」は実在します。 「おもてなし課」は実在しますが、「パンダ誘致論」はフィクションです。 不思議な、あとがきに惹かれて手にとった一冊。 舞台は昨年から…

「京」つなぐもの

書道家の武田双雲の文字が光る、スーパーコンピュータ「京」 機会があって、理化学研究所を見学することが出来ました。 普段は一般には公開されることは皆無で、あるデータセンター。 扱うデータは機密であり、あらゆる脅威からデータを強固に守ることが求め…

寒の贈り物

冬の厳しい寒さが、うまい野菜を育ててくれる。 毎日の厳しい寒暖の差がギューっと甘いほうれん草を作ってくれる。 冬の寒さに育つ地物のほうれん草はなんとも言えない絶品の味。 白菜に朝の日がポット灯る。 今日も美味しい鍋ができそうだ。 取り残しの白菜…

記憶

ゆっくりとした時間を感じる。 日常では見えない何かが見えてくる。 散歩は、忘れていた物を拾い上げる作業かもしれない。 朝日が差し始め、少しでも暖かい日の光を求めて屋根の上に集まる家猫達。 時折見かける不敵な面構えをした野良猫。 この猫、親分と勝…

ユリの作戦

6月初夏。うつむき加減に愛らしい花を咲かせていたササユリ。 木枯らしの吹くなか、大空に向かって元気に音楽を奏でています。 そのラッパの中を覗いてみると、うす〜い、うす〜い、種が重なりあって詰まっています。 突然強い風が吹いてきました。 キラキ…

冬芽

大寒の日。 冬の木々たちに出会いに私市植物園に出かけました。■冬芽 固く縮こまった衣のような冬芽にはそれぞれの顔がある。 レンギョウ(モクセイ科) ミツバツツジは、もう、おしゃれな羽を頭にかぶっていました。 かっこいいね。 ミツバツツジ(ツツジ科…

大寒−光の中へ−

大寒(だいかん)。一年で最も寒さの厳しい季節。 一歩外に足を踏み出すと、夜の間に冷気にあたり地表からは熱が奪われた厳しい世界はが待っている。 毎年、そして毎晩繰り返される厳しい朝。 しかし、必ず朝が来て日が昇り、ゆっくりと地表の目覚めが始まる…

塩ラーメンで鍋

子供たちの受験勉強で小腹が減った時にと、田舎のばあちゃんがラーメンを沢山送ってきてくれた。 一つおすそ分けもらって、雑木林へ出かけてみる。 先日見つけた、いいあんばいの窪地に腰を落ち着けます。 ネギとキャベツを一緒に煮込む。 なかなかGoodです…

府民の森くろんど園地の第二キャンプサイト横の沼に「がま」のソーセージが 沢山実っていました。 この硬い穂。 こちょこちょっと触ってみました。 うわ! 蒲の穂が、堰をきったように、ぼわわわわーーーーーと出てくるんです。 それはもう、びっくりするほ…

森の宝石たち

冬の雑木林。 地面に目を落としてみると、さまざまな光を放つ宝石がちりばめられている。 ■冬イチゴ オレンジ色に光るのは、冬イチゴ。 とっと触れると、瑞々しい果肉が指を押し返してくる。 一つまみ頂きました。 甘酸っぱい味が、口いっぱいに広がります。…

風の歌

小寒「寒の入り」に入り、よりいっそう乾燥した空気は、枯れ残った草木を美しい姿に変身させてくれる。 冬の雑木林には、自然が作り出した天然のドライフラワーの展覧会が開催されている。 そっと展覧会のドアをあけ中に入ると、冬の光に照らされて小さな花…

冬の楽しみ

冬の雑木林の楽しみの一つが野鳥達との出会いです。 ■キクイタダキ 黄色い素敵な王冠をかぶったとても小さな小鳥です。 すっぽりと手の中に入ってしまう小さな子供達。 キクイタダキ つぶらな瞳を輝かせ、せかせかと忙しく動きまわりまったくひとところにど…

満腹散歩

今回の正月休みは、裏山散歩三昧で毎日を過ごすことが出来ました。 少しの食材とお酒をもって出かけ、のんびりと過ごす時間。 ■太陽の岩のこと お日様があたるぽかぽかと当たる見通しのいい岩の上は、とても気持ちが いい場所。冬の小春日和の日だからこそ味…

春の七草「すずしろ」

■須々代、蘿蔔(すずしろ)・・・大根 春の七草の最後は、すずしろ(だいこん)です。 参照:牧野日本植物図鑑 七草用でしょうか。 少し時期をずらして種まきされたのでしょうね。 ぎゅっとしまった、葉っぱがおいしそうです。 冬の食卓には欠かせない野菜「…

春の七草「すずな」

■菘(すずな)・・・蕪 カブの千枚漬け、とても美味しいく大好きです。 毎年カブを植えてみるのですが、虫達もカブの美味しさを知っているのか、 なかなかうまく出来ません。 来年こそは、おいしい蕪が沢山育つといいな。

春の七草:「ほとけのざ」

■仏座(ほとけのざ)・・・田平子(タビラコ) 参照:牧野日本植物図鑑 こちらも分かりにくいかったです。 小寒のこの時期、当然花は咲いてなく、太陽を一杯に受け止めようと大きく手を伸ばしているロゼットに なります。 これかな?あれかな?ちがうなー 花…

春の七草「はこべら」

■繁縷(はこべら)・・・ハコベ 花言葉「追想」 小鳥や、鶏の餌にするようです。 血液を浄化し、乳の出を良くし、髪を黒くするという。 昔はハコベの知るに塩を加えて焼き、粉にしたものをハコベ塩といって、歯磨きにしたらしい。 歯茎の出血や歯槽膿漏の予…

春の七草「ごきょう」

■御形(ごぎょう)・・・母子草(ハハコグサ) 花言葉:優しい人 参照:牧野日本植物図鑑 一番、探すのに苦労したのが、母子草でした。 ああ、あの黄色い花ねっとイメージは浮かぶのですが、季節が早いのか、探してみるとどこにも生えていないんです。 植物園…

春の七草「なずな」

■薺(なずな)・・・ペンペングサ 参照:牧野日本植物図鑑 寒空の中、少しだけ花が咲き始めているナズナがありました。 ペンペン草と言った方が気軽でいいですよね。 種の鞘を少しずつ引っ張ってぶらんとして、クルクル回すとピチピチといい音がするんですよ…

春の七草「せり」

今日は、人日の節句「七草粥」の日ですね。 なかに入っている七草は、「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ」ですね。 旧暦のお正月は新暦の2月ごろ、梅が咲き始め春を感じる頃なのですが、今のお正月七日に七草達はどうしているの…

再会「牧野日本植物図鑑」

年明け初日の私市植物園を訪れ、普段は立ち寄らない休息室に立ち寄ると、一冊の図鑑が光り輝いていた。 私が生まれる前に出版された一冊の図鑑。 この一冊の図鑑との出会いが、私を植物好きにさせた一つの種でもあると思う。 幼き頃、夏休みの自由研究で植物…

ご先祖様が残してくれたもの

長かったお正月休みもあと一日になってしまいました。 ほぼ毎日、裏の里山に出かけてのんびりとすごすことが出来ました。 ご先祖様が大切に守ってこられた里山は、今では多くの人達の憩いの場となっています。 それぞれの財産区が、里山を大事にして共同で管…

私市のお正月

■年末のこと この地に根を下ろして初めてこの地で正月を迎えます。 小さな村では、どんなお正月が営まれているのだろう。 年末、消防団の方々の方々が一年の無事に感謝して汚れを拭き取ります。 村でのさまざまな活動に感謝致です。 本当にご苦労様です。 ] …

山の辺の道「里の道」

山裾に続く道は、ささやかな感謝の気持ちがあちこちに感じられました。 村人が共同で掃除を行い、新年を祝う。 何処でも見られた、そんな暮らしがこの場所にはきちんと息づいているようです。 無人販売の売店も、お祝い気分が漂っていますね(*^_^*) 柚子、吊…

万葉の道

山の辺の道は「万葉の道」としても知られています。 お正月ですし、すこし雅な散歩と行きましょう。 ■山吹の立ちしげみたる山清水 酌みに行かめど道の知らなく ■ぬばたまの、夜さり来れば巻向(まきむく)の、 川音(かはと)高しも、あらしかも疾(と)き (作者…

初詣

帰省しなかったお正月。 のんびりもいいが、折角大阪にいるのだからと、奈良「山の辺の道」に朝から出かけた。 山の辺の道沿いには、由緒ある神社が道沿いに続くきます。 ■石上神社 今回は、天理から桜井へと夏とは逆に南下することにしました。 日本のお正…