のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

スノーシュー

神鍋高原のゆとろぎ温泉に入ろうと出かけると、スノーシューがワンコインでレンタル出来る張り紙が目に入って来ました。 これは、借りるしか無いと思い、早速手続きをすませて名色地区の、廃スキー場の回りを散策することにしました。 アカゲラの鳴き声に目…

光の中へ

生まれくる君はこれからどこに向かうのだろうか。 厳しいことも、悲しいこともあるけれど、きっとよいことがそれ以上に有ると思う。 せめぎあう狭間の季節。 生き残った命は光を求めて祈りを捧げる。 祈りが季節の神に通じたのか、どんよりと垂れ込めていた…

春の足音

天空の城は雪に閉ざされていましたが、天空では数羽の鳶が、詩を歌いながら楽しげに大空を舞っていました。 鳶が生活しやすい環境なのでしょう、但馬地方を訪れるとよく鳶を見ます。 おーい春よ来い、春よ来い。 ピーヒョロロ。 歌声に誘われ、馬酔木の蕾の…

魂漂う場所

白い化粧をまとった天空の城「竹田城」はこの日、何時もと違う不思議な雰囲気を漂わせていました。 耳を澄ますと攻め上がる敵兵の声が聞こえてくるような気がする。 まるで過去へ扉に向かって一歩一歩足を踏み出していくような気がします。 戦国の世、攻め寄…

杉と桧

花粉症の方にとっては厳しい季節が到来しますが、杉と檜は日本建築には欠かせない木材です。 古くから寺社仏閣にも使われ、今でも数千年前の柱が日本全国に数多く残っており、まさに木の国だと思います。 杉と檜って同じように見えますが、よーくみてみると…

雨水の頃

ゆっくりと足踏みをしながら、季節が移り変わる「雨水(うすい)」の頃 朝起きると窓の外は一面霜が降り、寒さが振り返した週末の里山。 週末に降った雨は岩の草ごけを湿らせ、ぽつりぽつりと水滴を落とす。 その水滴は、冷たい空気に冷やされて氷となってい…

じゃがいもの植え付け

「こんにちわ」 「お久しぶり。暖かくなったね」 畦の枯れ草が緑をおび、えんどう豆の芽が伸び始めると、あちこちの畑でも農作業に出る人が徐々に増えて来ます。 じゃがいもの植え付けは2月末から3月の初めにかけて行います。 冬の間に天地返ししておいた…

鳥の巣

冬の雑木林の空をみあげていると、木の梢を眺めていると、木々の枝に黒い塊が見える。 近づいてよーく見ると、鳥の巣だと分かる。 素敵なおわん形はメジロの巣。 可愛い我が子のために、小さな嘴と手足を使って繊細に作り上げている。 素敵なゆりかご。 毎朝…

朝の光

朝日が差し込む午前中は、私市山手から土庄川沿いの谷あいの道が素敵です。 道端の草が光を浴び、少しずつ緑を増していくこの季節。 気温が上がり、地温が上がり、そして日が長くなると一気に成長が進みます。 草が刈り取られた道の脇に、ぽつんとカマキリの…

植村直己と15年後の君へ

植村 直己さんが、マッキンリーで消息を絶たれて29年が立ちます。 私の少年時代に、数々の冒険を行われたあこがれの人でした。 ◆立ち止まって考えること めまぐるしく流れていく日々。 そんな日々の中でもふと立ち止まり、心をゆるめる時間を作ることを大…

桜の芽が好き

家の窓から谷向こうの桜並木を眺めると、ウソの群れが花芽をついばんでいる。 桜の花芽が大好きなウソ。 ポリポリ、ポリポリ。 大きな音が聞こえてきそう。 それにしても、口の周りが汚れているよ。 そう、まるでピーナッツを食べているようです。 もう少し…

小さな歌声

「ねえ、春ってどこからやってくるの」 「し!。耳を済ませてごらん」 「何か歌声が聞こえてこないかい?」 「あ。小さな歌声が聞こえるような気がする。」 ぼくにも聞こえるよ。 そんな声があちこちから聞こえてきたころ、梅が一輪咲き始めます。 小さな小…

灯火

このすらっとした姿の木蓮が好きです。 特にこの季節は、枝先に柔らかい産毛をもった蕾が夕日があたるり、全身が光り輝いているように見える瞬間があります。 それはまるで、柔らかい枝先の一本一本に、お天道様が灯火をつけて回っているよう。 夜の闇に困ら…

山茶花から椿の季節へ

山茶花。 生まれたての赤ちゃんのように触れることさえ躊躇してしまうその花は、まるで産着を着ているようです。 生垣によく植えられている赤い種類の他にも白や淡い桃色など色とりどりに咲き誇る。 しかし、美しい花は儚く、あっという間に色落ち散ってしま…

ゆっくりとした時間

私市植物園の開園時間は9:30〜16:30なのですが、冬の間は日が昇るのが遅く、また落るのが早いので 輝く変化の時を過ごすことができるのでとても素敵な時間を過ごすことができます。 光のベールが森に降り立ちキラキラと光り、冬の冷たい空気と春の…

私市植物園の大楠

私市植物園には大木といわれるほど大きな木が数多くあります。 それぞれの木には不思議な力が宿っているのではないかと思うほど存在感があります。 そのうちの一本、植物園の大楠は背丈の少し上辺りで大きく別れ、横へ横へと枝を伸ばす姿がとても魅力的です…

三寒四温

立春の週末は本当に暖かい両日でしたが、数年ぶりの風邪を引きおとなしく家で過ごしていたのですが あたたかい太陽に誘われて少しだけ私市植物園に出かけたのですが、沢山の小鳥たちが取り囲んでくれてとても楽しい時間を過ごせました。 週末にかけてまた真…

小啄木鳥「コゲラ」

雑木林でコココココと小さな木を叩く音が聞こえてくる。 目を凝らすと小さな木続きが樹の幹を懸命につついています。 キツツキの仲間の足は対趾足(たいしそく)と言い、前2本後ろ2本となっていて木の幹をしっかりと掴み縦横無尽に走り回れるようになって…

山雀

山の雀と書いて、「ヤマガラ」 そうなんだ。 ヤマスズメなんだ。 里のスズメよりオシャレさんです。 私市の里や山では殆ど見かけないのですが、私市植物園のユリの木の実を食べに集まってきていました。 樹の枝に残った実をほじくり返すもの。 地面に落ちた…

四十雀

■四十雀(シジュウカラ) 裏山でよく出会う小鳥「四十雀」 小春日和に誘われて枝から枝に元気に飛び回っています。 じっとして待っていると、こちらを気にしながらも私の周りに集まり一緒に遊んでくれました。 男の子は太いしっかりとしたネクタイを締め。 …

立春

■立春 冬至と春分の中間に当たり、これから少しずつ春を迎える季節になる。 また、雑節(八十八夜など)の起算日ともなるとのこと。 この日から春分の日までの間で南寄りの強い風が吹いた時を春一番と呼ぶ。 中国からの黄砂が届き始め大気汚染物質がニュース…

季節の分かれ目

季節を分けると書いて「節分」 立春・立夏・立秋・立冬それぞれの季節の節目の一日前を節分と言うとのこと。 いままで普通に豆まきの日。大阪に来てからは巻きずしを恵方の方角に向かって 無言で食べる不思議な日と思っていましたが、各季節の分かれ目の日と…

忘れてはいけないもの

毛の無いサルたちは、衣をまとう必要に迫られるが、森に暮らす動物たちは、自然に適応した衣を自ら纏い冬の寒さを乗り越える。 長い年月をを重ね培ったものは、洗練され素敵な造形を作り上げている。 フワリと置き忘れた素敵な羽が森の地面に横たわり、小さ…