のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

いっぱい

里山は今。 毛虫でいっぱい! あっちでぶらーん。 こっちでぶらーん。 よくこんなにたくさんいて、はげ坊主にならないかと不思議なぐらいです。 でも、虫たちがたくさんいるから、それを食べる鳥や、動物たちが暮らしていけるのでしょう。 夏は、虫の季節。 …

光生まれる時

山が深い眠りから覚めるとき。 キツツキのドラミングの音が森に響き、闇のベールが溶けていく。 光が姿あるものとしてそこに存在する輝く光。 光生まれる瞬間。 世界が命を注ぎ込まれ、次々と生き返っていく瞬間。 小さな波がだんだんと多くなり。 うねり、…

森の植物園

私市植物園は、別名「森の植物園」といわれている。 私市植物園を作ろうと立ち上がった大阪市立大学の面々達は 低予算で有意義な植物園をどうしたら作れるかと考えたとのこと。 そこで考えだされたのが、日本各地に特徴的な植物を集め森を作ること。 そうす…

木陰にて

初夏を思わせる昼下がり、センダンの花の周りを、燕が忙しげに飛び回っている。 遠くではハルゼミの声も聞こえ始めた。 こんな時は、あのベンチでお昼寝です。 大通りを抜けた木々の間の道を抜けたところにある、お気に入りのベンチ。 気ままな時間を、のん…

ゆるめること

森に入ると、ふわっと心が緩む。 それは、私の大切な時間。 =ヤエムグラ= 朝日が差し込む森の中に足を踏み入れ、木々や生き物たちと会話をしながら過ご す時間。 小さな恋の瞬間をこっそり覗いたり。 親子のいたわりを垣間ると、思わず笑みがこぼれてしま…

時間泥棒

久しぶりにアルバムをめくると、ゆっくりと時が流れる時代があった。 瀬戸大橋が開通し、鉄道で本州と四国が一つにつながった。 そして1988年(昭和63年)4月9日宇高連絡船が廃止された。 今から28年前の出来事です。 ゆっくりと海の風を感じながら、さぬき…

昭和63年1月の別子銅山

宇高連絡船が廃止された昭和63年(1988年)の別子銅山 時間のトンネルをくぐると、採り尽くされ打ち捨てられた残骸が広がる町が広がっていた。 人々は銅を求めて、地下へ深くへと潜っていき、閉山までの280年間に70万トンという途方も無い量の銅…

春遊山(ありがとう)

のろやまさんツガザクラを見に行こう。 炭鉱口にザックを下ろし、和弘さんと雨の稜線に向かって出発です。 ■ツガザクラ のろやまさん、こっちこっち。 和弘さんの弾んだ声が響きます。 初めて出会う、高山植物は、よく来たねと、強い風に鈴を鳴らし私達を迎…

春遊山(幸せのトンネル)

和弘さん、「山菜の天ぷらが食べたい!」 「よっしゃ、まかしとき!」 少し時期が遅かったコシアブラを探してくれる。 ウドも美味しいよ(^^) 次から次に魔法のように飛び出してくる、和弘さんの魔法のザック 今が旬の小夏ちゃん。 あまーいあまーい、フルー…

春遊山(夢の跡)

天気が思わしくなく天気次第だねということで、太平洋側から四国山脈を越え瀬戸内海川へとひたすら走る。 目指す場所は、新居浜から入る西赤石山です。 この付近の地形は非常に急峻で、中央構造線と太平洋プレートが押しあい、削られてできた非常に珍しい地…

春遊山「里山の愉しみ」

家から遊山の最大の楽しみは、やっぱり雄大な太平洋を見下ろしながらの宴会でしょう。(^o^) 早く乾杯と行きたいな。 はやる心を小さな蛙や、植物達が後ろ髪を引く。 いっぱい気になる命が輝く里の山。 なかなか前に進めません。 でもこれが、里山遊山の楽し…

春遊山「不思議な里山」

身近な自然をさらに身近に感じたかったこと。 小さな自然の変化に敏感になりたかったこと。 そして、このすばらしい小さな裏山の自然を知ってもらいたかったこと。 鏡川にて そんな思いを綴り始めた「のろやま」 その名前は、私の故郷の瀬戸内海の小さな町の…

春遊山「始まり」

ブログを通して不思議な出会いから1年。 河童さんと春の遊山にでかけることになりました。 高知の町を走る路面電車。 全国から流れてきた電車は渋い趣がある。 海外のように低床の最新路面電車もいいですが、手入れを続けながら使い続ける思い出の電車もい…

林床にて

小さくて可愛らしいことから「稚児ユリ」と呼ばれる。 花言葉「恥ずかしがりや」「純潔」 宝鐸草(ホウチャクソウ) 宝鐸(ほうちゃく、ほうたく)とは寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾りであり、風鐸(ふうたく)ともいう。 花が垂れ下がって咲く…

ここは何処

目に見えるようで見えない「光」 物を見ると言うのは、光を見ていることという。 くろんどに通じる谷間の道を、尺治(しゃくじ)の道という。 奈良へ通じるこの道は、古くから多くの人々が行き来した道だという。 光は何処からやってくるのだろう。 過去か、…

朝の露

大気の中に水は姿形を変えて、出たり入ったりすることが出来る。 いや、逆かもしれない。 大気が、水を優しく包んでいるのかもしれない。 夕方に止んだ週末の雨。 雨雲は東に去り、快晴の夜空となり朝方はひえこんだ日曜日。 早朝の野原に出てみると、素敵な…

雨宿り

雨の私市植物園に出かけてみると、そこには雨の日でしか出会えない風景がありました。 ねえねえ、みてみて。 近づいてみてみると、「食べないとお大きくなれないもん」 丸々と太った食欲旺盛な芋虫が、むしゃむしゃと音を立てて 雨など関係なし! 一心不乱に…

ゴローの靴と軟弱な足

半年間まって、3月に手元にやってきたゴローの靴。 なかなか手こずっている。 大きさ、長さはベストフィットなのですが、足の踵がすれて豆ができ、もう2回ほど豆がやぶれた。 ま、それだけ、足が軟弱なんでしょう。 この質実剛健な靴を履き慣らすには、そ…

流れる血

一年の限られた一瞬、不思議な体験ができる瞬間がやってくる。 ねえねえ知ってるかい? すべての生き物には血液が流れているんだよ。 そう、私達の周りに沢山生えている植物も例外ではないんだ。 緑色の皮膚の下や、硬い幹の中にも私達と同じ赤い血が流れて…

春の歌曲(蓬莱山)

春になると森に光が降るという。 天狗が住むという、天狗杉の根本に佇み、無心に星空を眺める。 じっと星空を見ていると、一つの星が群から離れこぼれ落ちてきた。 こぼれ落ちた星は流れ星となり、パッと音と立てて弾け、 小さな小さな光の粒となり、森に降…

春山の楽しみ(蓬莱山)

春の遊山の楽しみの一つは、野花を愛でること。 =ボタンネコノメソウ= ゴールデンウィーク後半、比良山系(蓬莱山)を訪ねました。 春を向けた山中には色とりどりの可憐な野花が咲き乱れ、道行く遊山者を楽しませてくれる。 =エンレイソウ= 白に桃色、黄…

春山の声(蓬莱山)

気品あふれた姿。 国鳥の「雉」の凛々しい姿にほれぼれとする。 雉が見下ろす先は、水がはられ、田植えを待つ棚田が延々と広がるり琵琶湖につながる。 いにしえの昔から、空から降り注いだ恵みの水をうまく利用してきた。 恵みの源を辿り、比良へ分け入る。 …

はないかだ

■花筏(はないかだ) ・ミズキ科の落葉低木 ・桜の花が散って花びらが水に帯状に浮かんで流れるさま この花に興味を持ったのは、お気に入りの、かおさんのブログ「はないかだ」から。 どんな花が咲くのかワクワクしながら待っていた。 なかなか花開かないな…

キビタキの訪れ

くろんどの森は夏鳥達の声が響き渡るようになりました。 歩いていると、あちこちから芋虫が沢山たれ下がってきます。 この森にどれだけの芋虫がいるんでしょう。。。。 でも、それは小鳥たちの大切なタンパク源なんでしょうね。 夏鳥のキビタキも美味しそう…

生き物いっぱい私市植物園

植物園の日。 気持ちのよい日差しに誘われて読書に出かけました。 桜山のベンチに腰掛けて、紅茶を飲みながらゆっくりと読書を楽しむ至福の時。(*^_^*) 目の前で、ヒヨドリより少し大きめの鳥が、小鳥たちに追い立てられている。 目を凝らしてみると、カッコ…

楽しい里山

ちょっと肌寒く、野山歩きには気持ちがいいゴールデンウィークの里山の谷間では、 魅力的な植物たちが花開いていました。 そろってニョキニョキ顔を出している、「ギンリョウソウ」 なんだか森の音楽にあわせてダンスを踊っているよう。 ねんねこに包まれて…

新緑の植物園へお越しください(^^♪

明日、5/4は「植物園の日」 私市植物園に、とてもお得な入園料、ワンコイン100円で入園することができます。 (本来も全然高くないのですが、大丈夫なのかな。。) ポスターには、「新緑の植物園へ」と でっかく書いてあります。 立春から八十八日の夜…

小さな小道(堂満岳〜武奈ヶ岳)

武奈ヶ岳の最寄り駅は、「JR比良」 登山口の「イン谷口」まで車で行くことも出来るのですが、私は駅から登山口まで約1時間のこの小道が好き。 期待に胸をふくらませて歩く道。 沢山の幸せを胸に詰め込む帰り道。 そんな道が私は好きです。

ずっと歩いて行きたい(堂満岳〜武奈ヶ岳)

雪解けの水は、母なる琵琶湖に注ぎます。 その水がはるかな旅をして、淀川水系にも注ぎ大阪の待ちまでやってくる。 比良の山々は、多くの人々を支えている山なんですね。 気持ちのいい晴天に恵まれ、とても快適な遊山。(^^♪ 1000mを超えると、まだ冬枯…

幸せに包まれて(堂満岳〜武奈ヶ岳)

カラ類のつがいが、木々の枝を飛び歩き、新緑の森からオオルリの囀りがこだまする。 風や谷川の響きと相まって、自然のオーケストラの演奏にうっとりと聞きいる一時。 山はちょうどシロモジの黄色い幸せの霞に包まれ、新緑の緑と柔らかな黄色のコラボレーシ…