のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

思い草

「道の辺の 尾花が下の思い草 今さらさらに 何をか思はむ」 「万葉集」 寄草 作者未詳 思い草(南蛮煙管:ナンバンギセル) 万葉の昔から人は思いに悩み生きていたようだ。 思う心、それはうきうきするも、胸苦しくやるせない。 恋は人を純粋にもし、盲目に…

夏の空と秋の空

あれほど騒がしかった蝉の声の密度が減り 草むらから秋の虫の声が聞こえ始めた。 日によって行ったり来たり。 夏の空と秋の空 夏から秋に季節は進む。 油断しているとおいて行かれるよ。 久しぶりに立ち寄った私市植物園 夏の花の残り花が、名残惜しげに咲い…

夏休み

忙しい。忙しい。 まるで、時間泥棒に時を持って行かれているようだ。 そんな泥棒に時を持って行かれないようにと、思ってはいるのだけれど やっぱり忙しい。 小学生の夏休み 永遠にも思えるながーい、ながーい夏休み。 朝早起きしてラジオ体操のカードを首…

立秋「寒蟬鳴」

立秋「寒蟬鳴(ひぐらしなく)」 ふと気がつくと朝夕に窓から涼風が流れ込んでくる。 カナカナカナ、カナカナカナ 谷向こうの木立の中からヒグラシの声が聞こえた。 里でヒグラシの声やツクツクボウシの声が聞こえ始めると 夏の終わりももう直ぐそこまで来た…

小さなオリンピック

ふと思った。 虫達が集まったらどんなオリンピックになるんだろう。 ジャンプ一発で自分の何百倍もの距離を飛べちゃうし 空まで飛べちゃう超能力も備えてる。 水中もすいすい潜っちゃう。 なんていろんな形をしているんだろう。 どうして変身できるんだろう…

サングラス

この冬、サングラスを新調した。 サングラスをはめると暗い! せっかく気持ち良い森の中に入っているのに、なぜわざわざ暗いめがねをかけなければならないんだと、勝手に毛嫌いしていた。 それでも、山登りにサングラスは重要ということ。 確かに山から帰る…

くろんどの森「このゆびとまれ」

黒い鍋が一つあると、みんなが集まってくる。 この鍋には不思議な力がやどってる。 材料をほおりこんで、あとはふたをするだけ。 頃合いをみてふたを開けるとあたり一面にいい匂いが漂ってくるんだよ。 さあみんな集まれ、この指とまれ。 あのこも、このこも…

くろんどの森「笑顔集まる」

あれから二十数年 この山の懐で自然と遊び、多くのことを学んだ仲間たちを思い出し たまに会いたくなる。 そんなふうに感じるのもみんな同じなのか。 糸をたぐり、また集まる事ができた。 カンパーイ! 一人酔っぱらいの私だけど。 楽しい笑顔が心地よい。 …

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) すこし過ぎてしまったけれど、この「こよみ」が、なぜか気になった。 梅雨が明け、むっとするほどの暑さだけれど、 この暑さが、草木には潤いを与え命を育む。 木の年輪がぐっと延びるのもこの季節ですね。 ミツバチ 蒸…