のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

小野アルプス「岩や乾燥地に生える植物たちのこと」

小野アルプスの核心といわれる「紅山」 どっから来たの? このオレンジ色は、苔なんですよ。 紅山の上で一人でお弁当を広げていた年配の方に教えていただいた。 へー、いろいろと後で紅色の地衣類と検索していろいろ調べてみた。 たぶん、「イワアバタゴケ」…

小野アルプス「ヤブをかき分けて」

気温も少しづつ下がってきたので、低山の里山の秋を楽しんでみようかと、兵庫県西部の小野アルプスに出かけてみた。 最寄りの駅を降り、登山口の峠道までのどかな里山をてくてくと小一時間歩く。 小野アルプスは、どうも日本一低いアルプスとも言うらしく、…

氷ノ山「くもの中」

昼過ぎには晴れると思っていたが、 稜線は雲の中だった。 雲の中は水の中。 どこまでも続く水の中。 すいすい泳いでいこう。 気まぐれに、雲が切れると見頃の紅葉が目の前に広がる。 それも一瞬のこと。 また、乳白色の水の中。 なんて気持ちがいいんだろう…

氷ノ山「感じる心」

ここ1ヶ月の間に、関東地方では台風19号に続き、次々風害・水害が続いている。 隆起と浸食を繰り返し手作られてきたこの国は、森を守り寄り添って生きていた。 自然は厳しくもあり、優しくもあり。 ただそこにある。 どんな営みも、宇宙の大きな現象の一つに…

氷ノ山「キノコの思い出」

森は紅色の着物の上から、白いベールで包まれていた。 季節の変わり目は、雨が多い 台風が一週間おきに近づき、雨を降らせて去って行く。 おや、キノコだなんだか、キノコに沢山会える予感がするね。 山間にすむ人々は、親から子へ、子から孫へと、いつ頃ど…

氷ノ山「わくわくの始まるとき」

数年前に、仕事でよく通った但馬地方 通い慣れた懐かしい道を通り、鳥取県と兵庫県の県境に位置する山「氷ノ山」を訪れた。 登山口の木々は、薄く色づき始めていた。山頂のあたりは、紅葉の見頃かもしれないな。 天気予報では、今日は晴れ。 でも、前日の雨…

秋の空の下

秋の空、天高くキリリとした空気が気持ちいい。 こんな時は裏山にのんびり出かけよう。 運動会が開かれているのか、遠くの方で 賑やかな声がする。 この未知な昔、大和へと抜ける道の一つであったという、数年前になくなった窯元の爺さんに聞いたことがある…

秋の散歩道

秋の散歩はとても気持ちがいい。 川の土手を歩いてみると、小さな秋の花でにぎわっていた。 小さな花を手に取って、図鑑片手に調べてみるのはとっても楽しい。 ■マルバルコウソウ 最近では、こうじゃないかなと思ったものを、ネットで聞いてみたりすることも…

村の祭り、時緩む

台風あとの残り風が、黄金色にいろづいた稲穂の上を駆け抜け 畦のすみっこの花を揺らす。 遠くの方で、キチキチキチ!っとかん高いモズの声が響く 刈り取った稲が、稻木に干され、お日様を待っていた。 お日様で育ったお米の最後の仕上げも、やっぱりお日様…

村祭りのこと

小学校から続けてきた息子の最後の獅子舞は、台風19号の影響で1日のみとなった。 村の神社に皆が集まり、無事の収穫を天に祝う。 子供達の篠笛の音色に合わせて、獅子が踊る。 みんなうまく吹けるようになっているね。 小さな頃から私も祭りが好きだった。 …

秋のにおい

青と赤の紫蘇の花 すっと手でなでると、紫蘇の香りがふわっと広がる。 匂いにびっくりしたのか、いたずらっ子の キツネノマゴは、ペロッと舌を出して、 ススキが生える草むらに入っていた。 あれ、なにかがススキの根元でキラッと光った。 狐のお父さんが好…

ホトトギスとルリタテハの幼虫

私市植物園のホトトギスが一輪だけ花を開いていた。 まだまだ、つぼみが多いなと思って、見回していると、あれ! 誰かが葉っぱをむしゃむしゃ食べているようです。 だれだ。だれだ。 葉っぱの裏をのぞいてみると、 一生懸命むしゃむしゃ。むしゃむしゃ。 い…

二つ花の露草

畑の片付けをしていた9月の始めのこと 不思議な形の露草がふと目についた。 あれ、角があるぞ。 周りを見回してみると、あれあれ。 二つ花がついているや。 今まで、露草って一つだけだと思っていたけれど思い違いだったのかな。 いったんそう思い込んだけど…

楽しい裏山

そろそろ爺さんが顔を出す頃じゃないかな。 ここのところ、裏山歩いていていないな。 そういえば、そろそろ爺さんが顔を出す頃だったな。 二年前に出会った場所をのぞいてみると、ツルニンジン、別名ジイソブがひっそりと咲いていた。 おや、こんにちは。 秋…